102話 ページ2
荒地に魔法を放つ音が辺りに響いていた
オーグ「研究会での魔法演習の場を変えたのは正解だったな…学院の練習場でこんな光景見せられん」
シン「ここならどれだけ魔法をぶっぱなしても平気だからな」
『私達が昔から使ってた場所だしね』
するとオーグが皆に声をかけた
オーグ「皆、集まってくれ!」
皆が集まったのを確認すると真剣な顔をして話し出した
オーグ「魔人達の動向について情報に少し進展があった。一般には公表されてない話だがな」
シン「それって…国家機密ってこと?」
マリア「あの…殿下?二人だけならともかく私たちもいるんですけど…」
オーグ「そうだ、皆に聞かせようと言っている。この研究会の面子は今や相当な実力集団になりつつある。今後ーーー魔人との戦闘が起こった際に重要な対抗戦力となる可能性が高い。それならば魔人の動向は知っておくべきだ」
Aクラスの二人は魔人と聞いて生唾を飲んでいた
アリス「こういう話聞くと自噴達が特別扱いだって自覚するね…」
マリア「そうね…本当に特殊部隊になるのね…」
リン「やっぱりウォルフォード姉弟にもっと魔法を教わらないと」
シエル「話を戻すよ。旧帝国領から戻った諜報部隊からの報告だよ。現在、魔人達は帝国領内にある町や村を襲い回っている。襲われている町や村の様子は悲惨の一言らしいよ。町を治めている貴族は例外なく皆殺し。平民達もほとんどが殺されてる」
オーグ「相手が相手だけにうかつに手を出せない。数ヵ国の連合を組まないととても太刀打ちできない状況だ…………要するに今我々は…魔人が町を襲っているのを指をくわえて見ていることしか出来ないということだ」
私はその言葉に思わず右目の眼帯を触れた
シエル「…加えて、魔人の数が更に増えていると言う情報も入ってる」
全『!!』
『…それ…って…まさか…』
オーグ「襲撃の際生き残った人間を魔人に変えていると言うことだ。どういう基準で選んでいるかは知らないがな」
嘘でしょ…一体の魔人でも国を揺るがす脅威なのに…シュトロームは一体何を考えてるの!?
シン「……ちょっといいかな?」
オーグ「どうした?何か思い付いたのかシン?」
シン「もうすぐ夏休みだろ。提案があるんだ」
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怜花(プロフ) - 続き楽しみ待ってます!! (2022年4月5日 4時) (レス) @page15 id: a4a28791c6 (このIDを非表示/違反報告)
yuikus - 面白い〜‼️ 続き楽しみにしてます!!!!!! (2021年12月21日 21時) (レス) @page15 id: 64fb7cf4f5 (このIDを非表示/違反報告)
チカゲ(プロフ) - 続き、楽しみに待ってます。 (2021年12月18日 12時) (レス) @page15 id: 463676c55e (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 続き楽しみに待ってます‼️ (2021年10月15日 2時) (レス) @page15 id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2020年12月9日 0時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:帽子神 | 作成日時:2019年6月24日 19時