AtRの専属絵師はお嬢様！？【歌い手】 (ページ6)

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頭を上げると皆が唖然としていた

まふ「え…幸水さんって女性だったんですか！？」

そらる「まさかあの三条財閥の…御令嬢だったなんて……」

おお…凄い驚いてるな

鈴宮「あの…本題に入っても宜しいでしょうか？」

『あ、その前に…私のお話を聞いて頂いても宜しいでしょうか？』

鈴宮「は、はい……」

まだ彼は私が妹だと気が付いてない…なら、思い出させて上げるよ

『これはある一家の昔話です

あるところに双子の兄妹がおりました。その兄妹はそれはそれは仲が良いことで近所でもとても有名でした

兄は黒髪に黒目ととても一般的な容姿だった為両親からも愛されていました

しかし妹はアルビノと言う奇病で、白髪に深紅の瞳を持つ者でした…そのせいで両親からは暴力、暴言が絶えず近所でも気味悪がられていました

妹は両親に言われました

【何故化け物なんて生まれたんだ】と

【兄と違って何も出来ない役立たずの癖に】と

しかしそんな少女を支えていたのは双子の兄でした

兄は【綺麗な髪だよね…羨ましいなぁ…】と

【僕が居るから大丈夫だよ！僕が守るから！】と言ってくれました

妹はそれだけで良かったのです…しかし、兄妹が10歳の頃事件が起きました

兄妹が始めての喧嘩をしてしまったのです。その時兄が言った言葉がトリガーとなり、妹は壊れました

それは…【お前なんて消えれば良いのに】』

まふ「…………めて」

まふまふさん…顔が青くなってるね…まだまだこれからだよ？