10.手紙(森鴎外) ページ10
リムル「おいおい、話が見えないんだが?」
『彼は私の故郷の恋人』
太宰「太宰治だ」
リムルは納得したように頷いた
しかし回りは未だにざわついている
リムル「宴会を続けるぞ!この男はAの連れだ!」
その言葉で宴会が再開された
リムル「積もる話もあるだろ?二人で話してろよ」
『うん』
近くの林の切り株に二人で腰かける
『…何で治が此処にいるの?』
太宰「君をこの世界に追いやった異能力者が私を飛ばしてくれたのだよ…ただし、もう二度とあちらの世界には戻れない」
『なっ…私も次元を越えての干渉はできない!そのデメリットを無くすことも出来ない……知っててのことなの?』
太宰「勿論。だから皆から手紙を預かってきたのだよ」
分厚い紙の束を渡された
ポートマフィアの皆からだ
一番上にあったのは……首領
〜Aちゃんへ〜
この手紙を読んでるってことは太宰くんが上手くそちらへ行けたということだろうね
先ずはお礼だね
太宰くんが、泉くんが抜けたとき、君は私のもとに居ることを選択してくれた…私はとても嬉しかったよ。ありがとう
それと並び、謝ることもある
君のことも考えずに命令を下し、君を苦しめていたのを私は知っていた。それなのに殺しの任務ばかりを押し付けてしまって、済まないね
本当はまだまだあるんだけど、そんなことかいちゃったら何十枚になるか判らないからね、ここまでにしておくよ
君は今まで私のもとでよくやってくれた。そろそろ休むべきだ
そちらの世界では光で生きなさい。それが私の首領として最後の命令だよ
そして父としてのお願いでもある
じゃあ、元気でね。さようさら
〜森鴎外より〜
『……最後の命令は…私は…』
太宰「大丈夫。君は光で生きていけるよ」
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文豪少女 - やばいこれは泣けます!大好きなアニメとコラボして面白そうだと思ったのですが、ここまででも感動できる小説だと私は思います!これからも頑張って下さい! (2019年8月3日 12時) (レス) id: b787729310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:帽子神 | 作成日時:2019年5月7日 18時