最強の魔物は猫だった件【転スラ】

6.扉の外 ページ6

俺は今猫の姿で移動している

この方が魔物が中心のこの洞窟では都合が良いのだ

そしてこの行く手を阻む扉をどうするか…吸収者で吸い込むか？

そんなこと思ってると扉が開いた

(リムル、こっちだ)

俺はリムルをくわえて岩影に隠れた

？「ふぅ、やっと開きやしたぜ。鍵穴まで錆びついちまってんだから」

？「まあ仕方ないさ。300年手入れされてなかったんだ」

？「でも、封印の洞窟を調査しろだなんてギルドマスターも無茶ぶりよねぇ」

？「安心しろって。竜なんて所詮大きなトカゲだろ？」

人間…見た感じは冒険者か？

今は関わらない方がいいな。下手したら魔物だからって殺される可能性がある

？「お二人とも、もっと寄ってくださいよ。あっしの隠密技術を発動させやすから」

隠密技術？スキルのひとつか？

そう思ってみてると三人が透明に近いほどぼやけた

凄い技術だな…

そう思いつつ洞窟を進んでいくとデカイ蛇とばったり対面した

蛇が黒い息を吐き出す。確かこれ溶けるんじゃなかったか？

リムルは後退りしている

(リムル…俺が殺って良いか？)

リムル(あ、ああ…)

俺は人間になってスキルを使う

『山姥切国広』

名前を呼ぶと【刀身だけ】が俺の手に現れる

『飛天御剣流【龍槌閃】！』

天井に当たらないよう高く飛び蛇の頭を貫く

リムル(容赦ねぇ…これ、喰っていいか？)

『ああ』

俺はもう吸収済みだからな

するとリムルが急に擬態した。以外に再現度が高くて以外だ

今度は毒霧吐息でコウモリを溶かしてから補食していた

リムル(ふふふ、Aなぜ俺がコウモリを補食したかわかるか？)

(発声器官を模すためだろ？)

俺は猫に戻った

リムル(…ちっ)

何だ？

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