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2話 ページ4

太宰said

ポートマフィアにはこんな噂があった

【地下には不死身のモルモットがいる】と

単なる興味心からだった。私はその地下へ向かった

ちょうど研究員が出てきたのでその【モルモット】が居るのか聞いてみた

研究員「は、はい!モルモットは健在です!」

太宰「そうかい」

それだけ言ってドアを開ける

そこには、銀色の髪を持つ私と同じくらいの少女がいた

私は驚愕とした。【モルモット】と聞いていたから動物かなにかかと思っていたがまさかこんな幼い少女だったとは……

太宰「…君が…ポートマフィアの【モルモット】って言われてる子?」

少女は一つ小さく頷いた

太宰「ふぅん……」

私は少女の顔を見つめる

髪の隙間から見える顔はとても美しいものだった

グラデーションで綺麗だが濁っている瞳以外は……ね

その瞳はこの世界で生きることを諦めているかのような瞳だった

その瞳を見て私は無性に彼女を守りたいと思ったのだ

太宰「……君、気に入った…僕はポートマフィア上級構成員で時期幹部候補の太宰治。君は?」

『…………無い』

【無い】それは名前がないと言う意味だろう

太宰「!じゃあ…………不死身だから…不死鳥……君は今日から不死鳥Aだ!宜しくね、A!」

そういって手を差し伸べると彼女も手を交わしてくれた

その時から彼女の運命を変えていたのだとは私は気づかなかった

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作者名:帽子神 | 作成日時:2019年2月12日 1時

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