特急電車:太刀川 慶【ﾘｸ】 ページ27
あと１０分ほどで真夜中になるという時間帯に、俺は特急電車に乗っていた。
やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。
その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客の顔を見回し始めた。
「すみません。あなたの年齢は２0歳ですか？」
男が俺に話しかけてきた。
「そうですけど…どうしてわかったんすか？」
俺が聞き返しても、男は無視して、また別の人に話しかけた。
「あなたの年齢は４５歳ですか？」
「そうですけど……」
「あなたは６２歳ですね？」
「どうしてわかったんだ？」
そんなやり取りを繰り返していく。
どうやら、その男には、顔を見ただけで年齢を当てる特殊能力があるらしい。
次の停車駅までは、まだ１５分以上ある。
私を含め、乗客たちは全員その男に注目し始めた。
「あなたは５０歳ですね？」
「そうですが、あと５分で日付が変わったら、５１歳になるんですよ」
最後に質問された女性は、笑顔でそう答えた。
年齢を当てていた男の顔が、その途端に青くなった。
「凄いですね。百発百中じゃないですか」
これはサイドエフェクトなんじゃねーかとまで思った。
俺は男に話しかけた。
すると、男は青い顔を俺に向け、こう言った。
「あなたは勘違いをしています。
私に見えているのは、その人が死ぬ年齢だけです」
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黒髪ピアス(プロフ) - ぼんちさん» えええ!?ちゃんと寝て下さいね!!お肌が………← (2016年5月5日 12時) (
レス) id: 8a4b6a5daf (このIDを非表示/違反報告)
ぼんち(プロフ) - と、鳥肌立った;;頭に残って寝れなくなりそうです(-_-;) (2016年5月4日 23時) (レス) id: 32d25253d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪ピアス(プロフ) - 白葵さん» もちろんOKです！この作品の続編にて書きますね！ (2016年3月28日 0時) (レス) id: 8a4b6a5daf (このIDを非表示/違反報告)
白葵 - いきなりですが、18歳組(特に犬飼君)お願いできますか。 (2016年3月26日 14時) (レス) id: 6ffaa72d1b (このIDを非表示/違反報告)
黒髪ピアス(プロフ) - 沖田 時雨さん» ありがとうございます!!え!?ちゃんと寝て下さいよ!?お肌に悪いですよ♪←←← (2016年3月14日 5時) (レス) id: 8a4b6a5daf (このIDを非表示/違反報告)
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