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side朱音
「…ごめんな、説得しきれなくて。」
「お母さんが頑固すぎるからだよ。ヒロは悪くない。」
「…それで、本当に…する？」
今私達がいるのは、いわゆる、そういう夜の営み的なことをする場所。お母さんが『こうなったら、強制的にでも作ってもらうだけよ』と逆ギレして私たちをここに放り込んだのだ。
「でも言われてみれば、私達、まだしてなかったよね。」
「うん。…結構俺の我慢、すごかったっしょ。」
「ふふ、我慢してたの？」
「そりゃあ。女の子って初めては痛いって言うし、今はやめとこうかなって思ってたら、そのままタイミングを見失って。」
何だかすごい白状されてしまった。
…お母さんに促されてる形なのが気に食わないけれど、私も、ヒロとそういうことをしたくなかったわけじゃない。
「…けど、そろそろ俺も、我慢が限界かも。こういう場所なのもあるし。ちゃんと、優しくするし、避妊もするから…良いか？」
「うん…。」
「愛してる。」
そんな甘い言葉と共に、キスをされた。
「っ、嫌なら、今のうちだぞ？」
「嫌じゃ…ないよ。」
「言ったな。」
ふっ、と笑ったヒロは、そのまま軽々と私をお姫様抱っこした。
恥ずかしくて…顔が、熱い。
そっとベッドに下ろされ、ヒロに押し倒されているような体勢になっていた。真上に、ヒロの整った顔がある。
「もう、止まれねーから…」
唇が重なり、どんどんキスが深くなっていく。…息が、苦しい。
唇が離れたと思ったら、またキスをされ、何も考えられなくなっていく…。
「朱音、力入りすぎ。もっと力抜いて…。大丈夫だから…俺に身を任せて。」
コクっと頷き、もう、何も考えられなくて、ただただヒロを求めるように、私は彼に身を任せた。
その時の私には当然だけど…それが、避妊していたのにも関わらず(もちろん百パー防げるなんて保証はないけど)妊娠してしまった原因になることを知る由もなかった。
＿＿＿
〜作者からpart2〜
どうも、こんにちは、作者です。
このお話の後にまたふたつの番外編があるのですが、文字数の関係で続続編に触れられそうにないので、ここで書きます！
URLだけ貼っておきますね。一応、作者から、という部分にも載ってますが。
ジャスコ林にもっと愛されたいんです
こちらは、今作よりかは甘め(？)だと思います！多分ですよ？
それでは、また続々編の方でお会いしましょう。
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イルジオ(プロフ) - 読ませて頂きました！「イルジオの感想置き場」という小説に、感想を書かせて頂きました。見てくださると嬉しいです。それと、お気に入りと高評価をさせて頂きました！ (2020年6月22日 17時) (
レス) id: 40356dc556 (このIDを非表示/違反報告)
Aoi(プロフ) - あいく-Qさん» コメントありがとうございます…！これから学校の方が忙しくなってくるので、せめて週末にでも投稿出来たら良いなと思います…！ (2020年6月5日 15時) (レス) id: 1af304484f (このIDを非表示/違反報告)
あいく-Q - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています♪ (2020年6月5日 11時) (レス) id: a3a0d25048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aoi | 作成日時：2020年6月2日 21時
