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(なるほど、黒かぁ…じゃあ、こっちかな？)
輝幸(最近はもう呼び慣れてきた)のメッセージを読み、私はシンプルなデザインの黒色の腕時計を手に取る。
もうすぐクリスマスだから、これは輝幸へのプレゼント。
(喜んでくれると良いなぁ。)
「あのっ、これ、ください。」
「プレゼント用ですか？」
「はい。」
「でしたら、こちらのようなラッピングをすることも可能ですが、如何なさいますか？」
ラッピング…は、必要ないかなぁ。あんまり、輝幸は派手なの好きじゃなさそうだし。
「いえ、大丈夫です。」
そう言ってお金を払い、商品を受け取って私はそのお店を出た。このあと、どうしよう。
…輝幸は今、どこにいるのかな。会いたいな…。
Aねぇ、今から会えない?
そうメッセージを打ち込み、送信する。
まぁ、当たり前といえば当たり前だけど、すぐには返信が来なかったから、やや不貞腐れつつ家に帰った。
(今、夕方の五時かぁ…夕飯作るにはまだ早いかな)
などと思っていると、スマホが鳴った。もしかして、輝幸？と期待を込めて画面を開くと、輝幸ではなく朱音からだ。
朱音A、私、妊娠したかも…
(！？)
一瞬で目が覚めた。いや、寝てはいなかったけど、朱音には悪いが正直輝幸じゃなくてガッカリしてたから。
…妊娠、かぁ。朱音の存在がすごい遠く思えてくる。
Aつわり大丈夫?
朱音うん…でも少し痛いかも
A無理しないでね。旦那さんには言った?
朱音まだ…言うのが怖くて。向こう、子供欲しがってる様子ないから…
それでも、言うべきだと思うけど。なんて言えない。
少なくても今の朱音には、言うべきじゃない。そんな気がした。
朱音急にごめんね。今、旦那が帰ってきたからとりあえずまた後で!
Aうん、気をつけて。
大変そうだなぁ…としみじみ思う。
自分は妊娠なんかしたことないから朱音の辛さは分からないけれど。何かあったら、助けてあげたいな。
(…輝幸は、子供とか、ほしかったりするのかな)
そもそも、まだ彼女になったばかりだけど。結婚のこともよく分からないし。
それでも…もし結婚するなら、相手は輝幸しか考えられないし、考えたくない。
私はそう思ってるけど、輝幸は…どうなんだろう？そんなことを思っていると。
林ごめん、QuizKnockに行ってて、気付かなかった。…今から、Aの家に行くから待ってて。
QuizKnockに行ってたのか…。
輝幸も、何かの動画撮影に参加してたりしたのかな？
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イルジオ(プロフ) - 読ませて頂きました！「イルジオの感想置き場」という小説に、感想を書かせて頂きました。見てくださると嬉しいです。それと、お気に入りと高評価をさせて頂きました！ (2020年6月22日 17時) (
レス) id: 40356dc556 (このIDを非表示/違反報告)
Aoi(プロフ) - あいく-Qさん» コメントありがとうございます…！これから学校の方が忙しくなってくるので、せめて週末にでも投稿出来たら良いなと思います…！ (2020年6月5日 15時) (レス) id: 1af304484f (このIDを非表示/違反報告)
あいく-Q - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています♪ (2020年6月5日 11時) (レス) id: a3a0d25048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aoi | 作成日時：2020年6月2日 21時
