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そして、日も短くなって、だいぶ寒くなってきた十二月。
「上川さん、聞いた？今日は芸能人チームの大将が一般の子なんだって。しかも、林くんが推薦したらしいけど…知ってたりする？」
「え？一般の方が…」
「そうなんだよ。あ、あの人。」
プロデューサーさんが指さした人は…なんと、白石さんだった。
どうして、白石さんがここに？
しかも、ゆきくんが推薦したってどういうこと？
「こんにちは、上川さん。お久しぶりです。」
「…こんにちは。何で、」
「ゆきが私に賭けをもってきたからよ。私、負ける気ないからね。ていうか、絶対勝つし。」
「白石。余計なこと言うなよ。…俺だって負ける気はない。いや、全員抜きしてみせると言った方が正しいのか。」
「あ、私の言葉受けいれてくれたんだ？」
「候補生だって皆強いし、そういうことがあってもおかしくない。だから、水上さんに無理言って、俺を最初にしてもらった。」
話がいまいち読めないけど、つまり、ゆきくんは白石さんと勝負するってこと？
白石さんって、クイズ強いんだ…。
「ジャスコー、お前、ホントに勝たなかったらどうなるか分かってるよな？」
「はい。…勝ちますよ、何があっても。Aがいるなら、俺は強くなれます。」
「うわっ…惚気られた…まぁ、その調子で頑張れよ。」
…そして、いよいよ収録が始まった。
ファーストステージ、セカンドステージ共に東大王チームが落とす形になっていて、白石さんの実力は確かにすごいと感じさせられた。
次はサードステージ、オセロだけど…。
「やべ、何だっけ…」
「ジャスコーっ、」
(ゆきくんがあんなふうに考える素振りをする時って、大抵…)
「すみません、パスで。」
「良い良い、大丈夫。ナイスチャレンジ。」
「これは仕方ないよ。」
水上さん達に言葉をかけられてるけど、当のゆきくんは少し悔しそう。
こういうときに、遠くから心の中で応援するしか出来ない自分がもどかしい。
結局、次の回答者である光ちゃんが何とかカバーしてくれたものの、その後も上手く芸能人チームにやられ、サードステージまでも落とすことになった。
「はい、一旦休憩入ります！」
スタッフさんの声で、現場はまた雰囲気が変わる。チラリとゆきくんの方を見ると、水上さんと何かを話していた。
「上川さん、食べますか？これ。」
「あ、鶴崎さん…それなんですか？」
「そこのコンビニで買ったアイス。冬に食べるアイスもいいよね。」
「そうですね。じゃあ、一口だけ…」
それにしても、鶴崎さんってフレンドリーというか、気さくな人だなぁ。
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イルジオ(プロフ) - 読ませて頂きました！「イルジオの感想置き場」という小説に、感想を書かせて頂きました。見てくださると嬉しいです。それと、お気に入りと高評価をさせて頂きました！ (2020年6月22日 17時) (
レス) id: 40356dc556 (このIDを非表示/違反報告)
Aoi(プロフ) - あいく-Qさん» コメントありがとうございます…！これから学校の方が忙しくなってくるので、せめて週末にでも投稿出来たら良いなと思います…！ (2020年6月5日 15時) (レス) id: 1af304484f (このIDを非表示/違反報告)
あいく-Q - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしています♪ (2020年6月5日 11時) (レス) id: a3a0d25048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aoi | 作成日時：2020年6月2日 21時
