君の名は : 2 ページ39
.
KIM MINGYU
無事マネージャーと連絡を取ることができ、スマホをまた運営側に渡した。その女性も練習室の方に戻るらしかったので、一緒に戻ることになった。
MG「あの、変な質問なんですけど、」
横に並んで歩くと、その女性の顔は見えにくい。
MG「…名前はなんですか？」
そう俺が聞くと、笑われてしまった。
「全く変な質問じゃないですよ。イ・Aです。ここでマネージャーしたりスタッフしたり、雑用係みたいな者です。」
目が合う度に俺はそらしてしまう。
MG「次の質問いいですか…？」
俺はどうしてこんなに話ベタなんだろう。
「はい。」
MG「…どうして俺の事知ってるんですか？」
そういうと、「ん〜」と口をつぐんでいた。
MG「これの方が変な質問ですよね、」
「大丈夫です。変な質問じゃないですよ。」
と、また優しく言ってくれた。
「私、マネだから練習生を覚えてるんだけど、…キムミンギュ君はイケメンだからすぐ覚えれたんですよ。」
……ナチュラルに、褒められた。
…顔が熱い。
MG「…俺もすぐAさんのこと覚えれそうです。」
勇気を出して、そう言った。
きっとこの方は俺よりも年上で、俺の事なんか全然相手にもしていないだろう。
だけど、俺は__________
「ありがとうございます。」
本気になってしまいそうだ。
「あ、…………」
立ち止まるAさん。
「すみません、１つ書類を忘れたみたいです。ちょっと戻ります。練習頑張ってください。」
運悪く、ここでお別れのようだ。
MG「大丈夫ですか？」
「はい。走れば、すぐなので…すみません」
と、小さな体は方向を変えて、タタタタッと走っていく。
Aさんは全く振り向くことはなかったけど、
俺は見えなくなるまで、その背中を見ていた。
「……」
この数分の間に、
自分のなにかが変わったような、
そんな変な感覚に陥ってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 567人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
P(プロフ) - ひまわりさん» 私もソカちゃん好きです。事務所が無事に決まって本当に嬉しいです。Twitチームは最高ですね！ (2019年8月23日 7時) (
レス) id: ce49c7014e (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ソカ推しなので、twitチームになった時点でもうガッツポーズでした笑笑 しかもソカとの絡みが多くてもう感激です（ ; ; ） (2019年8月22日 11時) (レス) id: 3e869e3ba0 (このIDを非表示/違反報告)
P(プロフ) - 芋さん» ありがとうございます!!これからもそう言って頂けるように頑張ります！！ (2019年8月8日 17時) (レス) id: ce49c7014e (このIDを非表示/違反報告)
芋(プロフ) - 最高です（は (2019年8月6日 17時) (レス) id: cb27902ef0 (このIDを非表示/違反報告)
P(プロフ) - Jさん» 私もカンミニ君好きです！finesseのお話も出そうかと思ったんですけど、展開的に難しい所がありまして…なので少しだけ触れさせて頂きました！素敵と言って頂けて本当にうれしいです！これからもよろしくお願いします！ (2019年7月29日 23時) (レス) id: ce49c7014e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：P | 作成日時：2019年7月8日 23時
