検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:7,620 hit

悪魔の力と星の力 第肆拾肆話 ページ45

後ろから爪を立てて襲ってくる鬼。

だが、その鬼の腕を切り落とし、頭を触って


A「[想奏無下]-ネモフィラの花畑-」


すると、鬼は白目をむいて倒れた。

柱の人達は驚いてその光景を見ているしかなかった。


鬼4「この餓鬼!!其奴に何しやがった!!」

A「…に…せてる」

鬼1「あ゛?」

A「家族に会わせてるだけ」

鬼4「…はっ?嬢ちゃん…何言ってるんだ?」

A「“お兄さん達”も、もう直ぐ分かる」


すると、一人の鬼が悲鳴をあげた。

さっき倒れていた鬼がネモフィラの花弁を出しながら消えていく。


鬼5「?!」

A「直ぐに会わせてあげるから」


そう言って、目にも止まらぬ速さで残りの鬼全員の首をカッターで切った。


鬼1、3〜5「?!」


すると、その場に一斉にネモフィラの花々が咲き、風が吹いて次々と花弁が舞い散る。


鬼1、3〜5「?!」


舞い散った後に見えたのは、彼らの大切な人達。

赤ん坊がいれば子供が居たり。

いつのまにか、彼らは人に戻っていた。

そして…涙を流しながらそこに走って向かう。


「「「「「ありがとう」」」」」


彼らにそう言われた気がしてAは微笑んだ。


ネモフィラの花々は花を閉じた。

鬼は、衣服も何も跡形も無く消えていた。

悪魔の力と星の力 第肆拾伍話→←悪魔の力と星の力 第肆拾参話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:八月葉月・紅鵺 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2019年12月7日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。