悪魔の力と星の力 第肆拾肆話 ページ45
後ろから爪を立てて襲ってくる鬼。
だが、その鬼の腕を切り落とし、頭を触って
A「[想奏無下]-ネモフィラの花畑-」
すると、鬼は白目をむいて倒れた。
柱の人達は驚いてその光景を見ているしかなかった。
鬼4「この餓鬼!!其奴に何しやがった!!」
A「…に…せてる」
鬼1「あ゛?」
A「家族に会わせてるだけ」
鬼4「…はっ?嬢ちゃん…何言ってるんだ?」
A「“お兄さん達”も、もう直ぐ分かる」
すると、一人の鬼が悲鳴をあげた。
さっき倒れていた鬼がネモフィラの花弁を出しながら消えていく。
鬼5「?!」
A「直ぐに会わせてあげるから」
そう言って、目にも止まらぬ速さで残りの鬼全員の首をカッターで切った。
鬼1、3〜5「?!」
すると、その場に一斉にネモフィラの花々が咲き、風が吹いて次々と花弁が舞い散る。
鬼1、3〜5「?!」
舞い散った後に見えたのは、彼らの大切な人達。
赤ん坊がいれば子供が居たり。
いつのまにか、彼らは人に戻っていた。
そして…涙を流しながらそこに走って向かう。
「「「「「ありがとう」」」」」
彼らにそう言われた気がしてAは微笑んだ。
ネモフィラの花々は花を閉じた。
鬼は、衣服も何も跡形も無く消えていた。
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作者名:八月葉月・紅鵺 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2019年12月7日 15時