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悪魔の力と星の力 第肆拾参話 ページ44

森に到着したAと柱達。


しのぶ「では、始めましょうか」

A「はい…」


一人で入って行く。

ふらりふらりと、まるで何かに手繰り寄せられているように。


A「…」


監視にあたっている柱達は、


甘露寺「だ、大丈夫かしら」

しのぶ「心配していてもしかたがありません。危なくなったら助けるだけです」

甘露寺「でもまだ子供なのよ?危険すぎるわ」

しのぶ「大丈夫ですよ。彼女には異能力というのがあるんですから」

甘露寺「心配だわぁ……」


と言っている。

未だ、十にも満たない悪く言って仕舞えば幼子だ。

誰しもが、そう思ってしまうだろう。


A「(ピタッ」


Aが突然止まった。

その瞬間、五人の鬼がAを囲んで現れる。


鬼1「誰かと思えば、未だ十にも満たない餓鬼かw」

鬼2「柔らかそうな肉だ…」

鬼3「だが、彼の方が“生け捕り”にしろとおっしゃってるんだぞ」

鬼4「まぁ、ちゃっちゃと半殺しにしちゃえばいい」

鬼5「どうせ直ぐに捕まえられるからな」


そう言って、一斉に襲いかかる。


A「…異能力[想奏無下]-二重弾幕結界-」


鬼が全員吹き飛ばされた。


鬼5「この餓鬼…!」

鬼3「なっ?!」


緑色の光に包まれているA。

勿論、其の手には光に包まれていたカッターナイフが握られている。


鬼2「この餓鬼がぁぁぁぁぁぁ!」

悪魔の力と星の力 第肆拾肆話→←悪魔の力と星の力 第肆拾弐話



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作者名:八月葉月・紅鵺 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2019年12月7日 15時

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