悪魔の力と星の力 第肆拾話 ページ41
しばらくすると結先が陣の中で立ち上がった。目は緑色に光っている。
礼於はその直後にサタンに憑依された。
サタン「よォ、やっと来たか。遅かったじゃねェか、ベルフェゴール?」
サタンは楽しそうに笑った。
ベルフェ「……サタン、だね」
サタン「どうやら結先陽翔は耐え切ったらしいな」
ベルフェ「うん。この子が初めて……」
サタン「そいつの体に力を順応させたいのなら中で最低3日間寝かせることが必要だ。まっ、俺の器の場合は2日目で無理矢理起きて使いこなしてたけどな」
ベルフェ「その3日間は俺がこれで過ごすんだね」
サタン「そしたらその3日間俺様もこれで付き合ってやるよ。礼於には怒られそうだが、説明しとけばなんとかなるだろうしなァ」
そう言ってサタンはジャンプしながら下山している。
一方、ベルフェゴールは鳥を洗脳し、掴まりながら降りて行っている。
泊まらせてもらっている屋敷へ二人は戻った。ベルフェゴールはその屋敷で、何も喋らず、ひたすらに部屋の隅っこで過ごすということを決意しているとはサタン以外、誰も思ってはいなかった。
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作者名:八月葉月・紅鵺 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2019年12月7日 15時