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悪魔の力と星の力 第参拾質話 ページ38

中也達と同じ場所でやるはずだったのだが、陽翔が俺の手を引いて場所を移動した。

現在山の中だ。


結先「礼於さん、僕に教えてくれませんか」

礼於「何を?」

結先「……悪魔の、礼於さんがサタン達の力を最大までしようできるように、僕もベルフェゴールの力を引き出したいんです」

礼於「………あの儀式をもう一度することになるぞ」

結先「構いません。引き出すことが出来なければ、この先はやっていけない、そんな気がするんです」

礼於「わかった。その代わり、我慢しろよ」


儀式の手順はあらかた見てきた。あの牢獄の中で。

まず最初は対象者を弱らせないといけない。それはつまり、暴力をふるうこと。

そして、相手を______死ぬ間際まで追い込むこと。

そのため、俺は陽翔の腕を折ったり、腹を殴ったりなどの行為をした。

だからこの誰もいなさそうな森に誘い込んだのだと俺は理解した。

これを数時間続けると陽翔は血まみれで、微かに息をしながら倒れている。

この次は、悪魔を呼び出すための陣を書かなくてはならない。これが、陽翔の今後のためになるのであるならば、いいことなのだと思いながら俺は書いていった。

悪魔の力と星の力 第参拾捌話→←悪魔の力と星の力 第参拾陸話



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作者名:八月葉月・紅鵺 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2019年12月7日 15時

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