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紫耀のことを考えないようにと必死に仕事に没頭し、金曜日を迎えた。
仕事終わりに予定を入れる気にもなれず、定時で仕事を片付け早々に帰宅した。
部屋着に着替え、廉からもらった抱き枕を抱きながらソファに横たわり携帯を眺める。
「あんだけ言っといて、特に何もアクションしてこないって…ほんとなんなのよ。」
ー ピンポーン
宅配かと思いインターホンを見ると、そこには廉の姿。
廉『よっ。はよ開けてー』
「あっ、ごめんごめん。」
オートロック解除のボタンを押す。
廉が来てくれた嬉しさと、また喧嘩になるかもという不安が入り混じる。
玄関のドアを開けると、いつものようにコンビニの袋を持った廉の姿。
廉「急にごめんな。連絡せんかったから賭けやったけど、おって良かったわ。」
「華金なのに、ね。ほら、寒いし早く入って。」
廉「おん、相変わらず寂しい奴やな。」
そう言って笑い合いながら、一緒に家に入る。
「それ、いつもの？」
廉「そ。どうせ働き詰めで、ビール切らしてんとちゃうかなって思って大量に買ってきたわ。」
廉「あとスルメな。」
「大正解。冷蔵庫に何も入ってなかったから、ほんと助かった。」
缶のまま二人で乾杯し、ぐびっとビールを飲み干す。
金曜日に気を遣わない親友と飲むビールは格別に美味しい。
廉「なぁ、」
「ん？」
廉「この前、ごめんな。きつい言い方して。」
「……大丈夫だよ。私こそちゃんと話しないで帰ってごめんね。」
廉「お前が誇り持って仕事してんの一番知ってんのに、酷いこと言った。」
「……」
廉「しんどい時は話聞くし、頑張れ。」
「廉、」
廉「色々考えたんやけど、俺に出来んのは応援することくらいやったわ。」
そう言って廉は力なく笑った。
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○○(プロフ) - 一気見してしまいました！！とっても面白かったです^ ^更新楽しみにしてます！ (2020年8月26日 14時) (
レス) id: fa289597fc (このIDを非表示/違反報告)
わさび - とってもおもしろくてキュンキュンしてます♪続き楽しみにしています！よろしければ原作教えていただきたいです！ (2020年3月11日 2時) (レス) id: ba814ec9c5 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - sanzioさん» sanzioさん、コメントありがとうございます！レス遅くてすみません；更新楽しみにしてくださって嬉しいです♪唯ちゃんは、あざと可愛い感じの女性のイメージで、腹立って頂けたなら私の思惑とマッチしてるので良かったです(笑)これからもよろしくお願いします♪ (2019年12月6日 7時) (レス) id: 16a3cd19c3 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - ゆり:)さん» ゆりさん、レスが遅すぎてすみません;原作ファンの方にそこまで言っていただけて嬉しい限りです！！まだまだ続きますので、これからもよろしくお願いします♪ (2019年12月6日 7時) (レス) id: 16a3cd19c3 (このIDを非表示/違反報告)
sanzio(プロフ) - あーーーもうめちゃくちゃ好きですこの作品！！原作全く知らずに読ませていただいていますが面白くて次の更新が楽しみです！唯ちゃんが腹立つ&廉くん優し過ぎだし！更新がんばってください！ (2019年11月18日 18時) (レス) id: c2a460b042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2019年11月8日 22時
