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「なんで、廉がいるの…」
廉「親友が辛くて呑んだくれてるときに駆けつけん奴がどこにおんねん。」
「…それにしたって、ここ名古屋だよ？」
廉「名古屋だろうが北海道だろうが関係ないわ。」
私はベッド、廉は部屋に備え付けのソファに座りながら落ち着いて話をする。
どうして場所が分かったのかと聞くと、どうやら私が酔っ払って会話の中で答えたらしい。
廉「ちょっとは落ち着いたか？」
「うん。なんか廉が来たサプライズで、イライラとか全部吹っ飛んじゃった。」
「ねぇ、廉。私が連絡した時誰かと一緒だったんじゃないの？」
廉「いや、一人だったで？」
「嘘吐かないで。」
さっきから何度か、着信を知らせるマナーモードが部屋中に響き渡っていた。
廉はこの状況に気を遣ってスマホを見ようとしない。
でも、顔が明らかにバツが悪そうだった。
廉「……ごめん。この前話した後輩の子とおった。」
「なんで謝るの。別にあんたの恋愛なんだから、私には関係ない。」
「いい感じの子なんでしょ？そんな時に無理して来なくて良かったのに。」
どうして私は素直になれないんだろう。
こんな時間に無理をして自分の為に駆けつけてくれた目の前の親友に。
本当はこんな事言いたいんじゃない。
ありがとう、と伝えたいのに。
廉「俺やって、大事なもんの取捨選択くらいできるわ。」
少しいじけた様子で備え付けの冷蔵庫を漁る廉。
その後ろ姿に、ちゃんと伝えないとこの人は去って行ってしまう、なんだかそんなことを思った。
「…ごめん、廉。あと、ありがとう。いつも。」
廉「えー？聞こえへーん。ってか、冷蔵庫なんも残ってないやん。」
廉「相変わらず呑む量がえぐいねん、Aは。」
そう言ってコンビニで買ってきたであろうビニール袋の中から水とビールを取り出す。
私には水を渡してくる。
「え、やだ！私も飲みたい。」
廉「あかん。まず水飲めって。」
「やだーやだー廉と飲みたい！」
廉「我が儘で横暴で駄々っ子で、どこまで手掛かる子やねん。」
なんて呆れながらも、ちゃんと私の分のビールとスルメも買ってきてくれる辺りが、私を分かりきっている証拠だ。
今日はあいつのことを忘れて、廉の優しさに甘えたい。
そんなことを思っていた。
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ソナ(プロフ) - 更新心待ちにしておりました。タコパはどんな展開になるのでしょうか。更新大変でしょうが頑張ってくださいね。 (2019年11月8日 22時) (
レス) id: cd06783b2c (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - 楽しく拝見してます。遠回りしても廉くんにもどること祈ります。これからも更新頑張ってください。 (2019年11月8日 21時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - ソナさん» なかなか更新できていなくてーすみません;;; 波乱のタコパになるのか、のほほん楽しいタコパになるのか、、、乞うご期待頂けたらと思います！ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - かぽるんさん» 返信が遅くなってすみません;オチはまだ決まっていません！岸くんが完璧な彼氏という立ち位置からどうなるのか、、、お楽しみにして頂けたらと思います！笑 (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - えれなさん» コメントありがとうございます！なかなか廉くんと展開しなくてモヤモヤするかもしれませんが、これからも楽しみにしてもらえると嬉しいです♪ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2019年9月13日 7時
