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「もうっ、その話やめてよー！」
廉「Aは昔から男の趣味悪すぎやねんて。」
廉が買ってきてくれたビールと大好きなスルメを片手に話し込む。
議題は、私が1年前に付き合っていた会社の上司が私の後輩と結婚した件について。
「だって、なんか社内恋愛って憧れるじゃない？」
「一回くらい経験してみたいなーって。で、ちょうどその時声かけてきたのがあいつだっただけ。」
廉「なんでそうほいほいついて行くん？」
「ほいほいじゃないってば。」
廉「でも、全然続かんやん。仕舞いには後輩に取られとるし。」
「うっ…うるさいな。」
廉「ちゃんと見極めろって。」
「…わかってるもん。大体なんで廉にそんなこと言われなきゃいけないのよ。」
「私が誰と付き合おうと、別れようと、廉には関係ないでしょ。」
廉「…関係あるっつーの」
廉が小さい声で何か言ったけど、ちょうどテレビのバラエティ番組が盛り上がったところでよく聞こえなかった。
廉「お前の彼氏の愚痴いつも聞いてやってんのは俺やで？」
「だから何よっ。」
廉「愚痴が出てこないくらいマシな奴と付き合えってこと。」
「………そういう廉はどうなのよ」
廉「何がや。」
「彼女の1人や2人いるんじゃないの。どうせおモテになるんでしょうから？」
廉がうるさく言ってくるから少しイライラしてきて、ビールをぐびっと飲み干して投げやりに質問を投げかける。
廉「彼女おったらこんな時間にAん家なんて来んけど。」
「ちょっと待ってよ。彼女いたって関係ないでしょ
。」
廉「 " 私たちは親友なんだから " やろ？」
「そうよ？廉と私は腐れ縁の戦友みたいな同志みたいな兄妹みたいなもんなの！」
「だから、彼女いたって結婚したってこの関係は変わらないんだから。」
廉「俺もそう思ってるけど。その考えを俺の彼女にも分かってくれって、結構難しいことやで？」
「それを分かってくれないような彼女、廉の相手として相応しくない。」
廉「なんやそれ。相変わらず自分勝手やな。」
言葉とは裏腹に、笑いながら私の方を見る廉。
私が飲んでいたビール缶が空になったことを気付いて、新しいビールを取りに行ってくれる。
どこまでも優しくてでもちょっと意地悪で
廉の隣はいつだって居心地がいい。
でも、これは恋じゃない。
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ソナ(プロフ) - 更新心待ちにしておりました。タコパはどんな展開になるのでしょうか。更新大変でしょうが頑張ってくださいね。 (2019年11月8日 22時) (
レス) id: cd06783b2c (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - 楽しく拝見してます。遠回りしても廉くんにもどること祈ります。これからも更新頑張ってください。 (2019年11月8日 21時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - ソナさん» なかなか更新できていなくてーすみません;;; 波乱のタコパになるのか、のほほん楽しいタコパになるのか、、、乞うご期待頂けたらと思います！ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - かぽるんさん» 返信が遅くなってすみません;オチはまだ決まっていません！岸くんが完璧な彼氏という立ち位置からどうなるのか、、、お楽しみにして頂けたらと思います！笑 (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - えれなさん» コメントありがとうございます！なかなか廉くんと展開しなくてモヤモヤするかもしれませんが、これからも楽しみにしてもらえると嬉しいです♪ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2019年9月13日 7時
