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岸「ちょっと、外で話せる？」
「はい。」
優太さんは、言ってしまったと一瞬バツが悪そうな表情をしていたけど、すぐに真剣な様子に戻り、ちゃんと話したいと言った。
駅までの道程を少し遠回りして帰ることに。
岸「お好み焼き、どうだった？」
「へっ…あ、お、美味しかったです！とっても。」
まさかこの雰囲気で急にお好み焼きのことを聞かれると思ってなくて、思わず変な声が出てしまった。
岸「佐藤、どもりすぎ。って、まぁそうさせたのは俺か。」
岸「ちょっと俺の話ししてもいい？」
「もちろんですっ。」
岸「さっき伝えたのは、嘘でも何でもなくて。」
岸「結構長い間、佐藤のこと好きです。」
「えっ…」
岸「驚きだろ？佐藤、全然気付いてくれてないと思ってたよ。」
優太さんはやるせなく笑う。
岸「佐藤が入社してきて、俺が2年間トレーナーとして付きっ切りで面倒見てさ。最初から頑張り屋でよく働く子だなって感心してた。」
岸「で、育成期間終わった後、佐藤3年目で1年くらい大阪転勤してただろ？その後本社戻ってきたお前見て、成長っぷりにびっくりしたよ。」
岸「どんな時でも自分の芯を曲げないで、良い仕事しようって言う、佐藤の強いところにすげー惹かれて。」
岸「でも、たまに電池切れて屋上でぼけーっとしてるとこもあったり、飲み会で羽目外して馬鹿騒ぎしてる時もあって。」
岸「なんか、佐藤と一緒にいたら楽しいだろうなって思うようになってたんだよね。」
優太さんが色んな場面を思い出しながら、優しく言葉を紡ぐ。
岸「だけど、佐藤にとって俺はただの会社の先輩でしかないって分かってたから、仕事の面でお前をサポートする役に徹しようって思ってたんだけどな。」
岸「やっぱ無理だったわ。」
岸「佐藤が弱ってたら力になりたいし、支えたいって思う。」
「優太さん…」
岸「すぐに恋愛対象として見ろって言われても無理だろうし、徐々にでいいから。」
岸「たまーに思い出してみてよ、俺のこと。」
「うわっ、はっず」と言いながら自分の髪をくしゃくしゃっと触り、可愛らしく笑う優太さん。
自分の頑張りが認められていることの嬉しさを感じる。
そして目の前にいる優太さんを、単純に愛おしいと思った。
けど、この気持ちをすぐにあいつに話したくなるのは、どうしてだろう。
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ソナ(プロフ) - 更新心待ちにしておりました。タコパはどんな展開になるのでしょうか。更新大変でしょうが頑張ってくださいね。 (2019年11月8日 22時) (
レス) id: cd06783b2c (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - 楽しく拝見してます。遠回りしても廉くんにもどること祈ります。これからも更新頑張ってください。 (2019年11月8日 21時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - ソナさん» なかなか更新できていなくてーすみません;;; 波乱のタコパになるのか、のほほん楽しいタコパになるのか、、、乞うご期待頂けたらと思います！ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - かぽるんさん» 返信が遅くなってすみません;オチはまだ決まっていません！岸くんが完璧な彼氏という立ち位置からどうなるのか、、、お楽しみにして頂けたらと思います！笑 (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - えれなさん» コメントありがとうございます！なかなか廉くんと展開しなくてモヤモヤするかもしれませんが、これからも楽しみにしてもらえると嬉しいです♪ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2019年9月13日 7時
