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「でね、廉と賭けすることになってさ。」
「先に結婚した方が28万越えのご祝儀だよ？」
「なのに、一向に結婚相手になりそうな人と出会えてないんだけど…！」
今日は大学時代のサークル仲間のあかりと久しぶりにご飯を食べに来ている。
廉も大学が一緒で、更にサークルも一緒だったから、必然的にあかりも廉のことは知っている。
あかり「あんたらがくされ縁なのは知ってるけどさ、相変わらずそんな感じなのね。」
何故か呆れたように私の話を聞くあかり。
「廉とは中学からだからねー。なんか、もはや兄妹って感じだよね。」
あかり「大変だね、永瀬も。」
「何が？」
あかり「いや、何もない。Aのお守りがってこと、にしとく。」
「私だってあいつの色々助けてやってるんだから！」
あかり「例えば？」
「えっと。急に家来ても入れてあげるし、たまに廉が好きな餃子作ってあげるし、飲みも付き合ってるし、あと・・・」
あかり「はいはい、わかった。」
あかり「やっぱり、永瀬は相当Aに入れ込んでる訳ね。」
「入れ込むって、なによ。」
あかり「そのまんまの意味。」
あかり「言っておくけど、私は男女の友情なんてないと思ってるからね？」
「そんなことないでしょ。現に廉と私はちゃんと成り立ってる。」
あかり「ふーん、男女の友情ねぇ。」
あかり「ま、なんでも良いんだけど、結婚相手真面目に探すなら永瀬との距離感はほどほどにしておくのが得策だと思うよ？」
「何でこのままじゃだめなのよ。」
あかり「だって、二人の距離感ちょっと普通じゃないもん。」
あかり「私が永瀬の彼女だったら妬くし、逆にAの彼氏でも永瀬の存在は邪魔。」
「・・・そういうもんなのかな。」
あかり「永瀬の幸せのことも、ちょっと考えてあげたら？」
「…」
あかり「ま、私はAが幸せになることが一番大事だと思ってるけど。結婚相手、案外近くにいるかもよ？」
あかりと別れ、帰り道を一人歩きながらさっきの話を思い出す。
これまでの十数年間、私の傍にはいつだって廉がいた。
でも、私の存在が廉の幸せの邪魔をするかもしれない。
じゃあ、私は廉を頼らずにこれからやっていける？
そう思ったら急に怖くなってきて、ストンと闇に落ちたような、そんな気がした。
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ソナ(プロフ) - 更新心待ちにしておりました。タコパはどんな展開になるのでしょうか。更新大変でしょうが頑張ってくださいね。 (2019年11月8日 22時) (
レス) id: cd06783b2c (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - 楽しく拝見してます。遠回りしても廉くんにもどること祈ります。これからも更新頑張ってください。 (2019年11月8日 21時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - ソナさん» なかなか更新できていなくてーすみません;;; 波乱のタコパになるのか、のほほん楽しいタコパになるのか、、、乞うご期待頂けたらと思います！ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - かぽるんさん» 返信が遅くなってすみません;オチはまだ決まっていません！岸くんが完璧な彼氏という立ち位置からどうなるのか、、、お楽しみにして頂けたらと思います！笑 (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
まあ(プロフ) - えれなさん» コメントありがとうございます！なかなか廉くんと展開しなくてモヤモヤするかもしれませんが、これからも楽しみにしてもらえると嬉しいです♪ (2019年11月5日 21時) (レス) id: 5652f2b52e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まぁ | 作成日時：2019年9月13日 7時
