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淡雪 -haruki.N- ページ1
何年先でも、
きっと、ずっと君を想う。
ーーー
雪の火曜日。
流れてゆく傘の波を2人は寄り添い眺めてる。
傍にあるとつい確かめる、
遥輝の手のひらの感触。
それはいつもいつも温かい。
遥輝がしてくれるみたいに、
せめてその半分でも私は包んであげられてるかな?
少し心が寒い日も。
ねぇ?遥輝。
この手を伸ばす程遠くなる気がしても、
1番あなたを想ってるよ?
そして、誰よりも遥輝と言う人を分かりたい。
少しづつ。
「今日は楽しかった。」
不器用に呟く別れ際の照れるような言葉も、
遥輝だから特別嬉しくて、繋ぐ暖かい遥輝の手。
なかなか離せなくて、1分でも長く一緒にいたい気持ち
あなたも同じですか?
「このままこの手、離したくないなぁ。」
『私も。』
見上げた空には淡雪が舞い落ちる。
2人で初めて見た雪は積もらずに解けても、
例え言葉なんてなくても、自分の胸に手を当てれば
はっきりと分かる。
誰よりもあなたが好き。
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作者名:haru | 作成日時:2020年12月22日 0時