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「病んでる君も可愛いよ。でも、君の血が見れたら、最高だな。」
お前の人形なんかじゃねぇよぉって、私はニタリ笑った。
彼のポケットから出てきた、カッター。
私の頬に当たり、少し痛む。いや、かなり痛む。
「小野寺っ!成澤っ!テメェ!」
成澤の後ろから、四季が走ってくる。
溢れる血。私には、最後のフィナーレを飾る、スパンコールにしか見えない。
綺麗だった。紅葉の椛みたいに、真っ赤で綺麗だった。
「成澤ぁ?」
私は成澤を見る。その時は、もう狂いすぎてた。
今、タヒぬんだったら、殺してやるってね。こいつを。成澤を。
「血、見れたからいいでしょ?こんなの終わらしてやるっ!!!!!」
そうだ。この悪夢を。一生、癒えることのない、悪夢を。
だらだらとこの血の様に、溢れる悪夢を。
こいつが消えれば終わんじゃんっ!!!!!
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夜歌乃(プロフ) - なんかもう、本当に漫画かなんかのようですね。とりあえず、昔の平和が戻ってきてるなら良かったです。これからも頑張ってください (2015年11月18日 7時) (レス) id: ec29f1f6c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優美 | 作成日時:2015年10月18日 0時