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19話~4~ 龍之介side ページ5

「やっぱ、龍強ぇな。」


「あはは、そんなことないよ。
天も楽もすごかったね。」


「龍はよくあんなに泳げるね。」


ーー「お疲れ様!!!3人とも!!
怪我してない!?」


「大丈夫ですよ。」


心配そうな姉鷺さんに声を掛けて、ふと浜辺を見渡した。


「…あれ、なんか揉めてない?」


「…ホントだね。」


「…って、あれAじゃないの!?」


「え!?」


「A…。
何やってんの…。」


「とにかく行くぞ!」


楽の声で慌てて騒ぎの所に向かうと。


…泣いてるAちゃんと、大柄な男たちが数人いた。


「Aちゃん、大丈夫!?」


「りゅ、くん…。」


「…ねぇ、この子に何したの?
泣いてるんだけど。」


「てめぇら、A泣かせといてただで済むと思ってんなよ。」



「Aちゃん、何があったの…?」


「…その、人達…声かけてきてっ…。
それで…変なこと、しようと…してきて…。」


「…へぇ。
Aに変なこと…ねぇ。」



へ、変なこと…。

女の子を無理やり…。

許せない!

Aちゃん泣かせてるし…!!



「す、すみませんでした!!!
もうしません!!!」


すみません、と口々に男たちは去っていった。


「A、大丈夫か?
来るのが遅くなって悪かった。」


「もう大丈夫だから。」


「…っ、ごめ、んっ…。」


「…A。」


「ごめんっ…。」


小さな子どもの様に、ただただ謝りながら泣きじゃくっていた。


「…もう大丈夫だから。
いつまで謝ってるつもりなの。」


「…ごめん…。」


ぐっと、Tシャツをめくり上げて涙を拭くAちゃん。


「A!
お腹見えてる。」


「…お腹くらい…大したことないよ。」


「そんなこと言ってると、またさっきみたいのが寄ってくるよ。
もう少し警戒心持って。…分かった?」


「…はい。」



あれから全然元気ないAちゃん。

元気になるといいけど…。

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宮崎(プロフ) - アリアさん» 本当にありがとうございます!! (2016年3月28日 5時) (レス) id: 5efce25543 (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - 宮崎さん» なんとかなりそうなら良かったです!分からなかったらまた聞いてくださいねっ!! (2016年3月28日 0時) (レス) id: a87fd7c231 (このIDを非表示/違反報告)
宮崎(プロフ) - アリアさん» 親切にありがとうございます!!!!なんとかなりそうです!! (2016年3月27日 22時) (レス) id: 5efce25543 (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - 宮崎さん» 分からなかったら、作品探す風に…夢乃ふわりと検索してみてください!私も、夢乃さんのCSSが好きでよく使わせて貰っています!これも、夢乃さんのCSSですのでっ!! (2016年3月27日 22時) (レス) id: a87fd7c231 (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - 宮崎さん» えーと…CSSと占ツク内で調べてみてください!CSSも作品の1つですので、小説見つける感じで簡単に見つかりますよ!!それで、調べてCSS配布とか書かれている作品が中にはあるんですけどその作品を開けば指示が乗っているのでそのままやっていけばいいですよ!! (2016年3月27日 22時) (レス) id: a87fd7c231 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリア | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年1月7日 22時

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