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39話 まふまふside ページ33

「それでねー!
私、そーさんのCD全部買ったの!」


「そうなんだ…。」



あれから、Aちゃん達と一緒にお買い物することになって。


今は、luzくんがPC用品買うためにそらるさんと家電量販店に行ってる。


そらるさんの方が、詳しいから。


僕とAちゃんは、2人を待ちつつ近くのベンチで休憩中。



「あ、でもね!
まふさんのCDも買ったんだよ!」


「そうなの?」


「うん!
そーさんに、まふさんが一番最初に出したCD聞いて買ったの。
順番で買い揃えていくんだぁ。」



嬉しそうに、ニコニコと話すAちゃん。


可愛いなぁ…。


思わず触れたくなって、慌てて手を引っ込めた。


何の理由もなくAちゃんに触れられる、そらるさんが羨ましい。



「まふさん?」



ハッとして、顔を上げたら心配そうに僕を覗き込むAちゃんと目が合った。


黙り込んでいたから、心配させちゃったみたい。



「疲れちゃった?」


「あ、う、うん…ちょっとだけね。
人混み苦手なんだ。」


「私も!
…そうだっ、何か飲み物買ってくるね。」


「あ、待って!」



自動販売機に行こうとしたAちゃんの腕を咄嗟につかむ。


Aちゃんを1人にしたらダメだ。


そらるさんと約束したから…ってのもあるけど、Aちゃんは1人にしちゃダメ。


どんな奴にナンパされるか分かんない。



「まふさん?」


「Aちゃん小さいから、迷子になっちゃうよ。
僕も行くから…。」


「まふさん過保護だなぁ…。
そーさんと一緒!」


「え?」


「ふふっ、でも大丈夫。
すぐそこだから。」



やんわりと、僕の手を離すと。


Aちゃんは、ふらっと…言ってしまった。



呆気なく、人の波に飲まれていく。



「Aちゃん…!」



でも、僕の心配なんか全然で。


数分もしないうちに、Aちゃんはニコニコしながら戻ってきた。

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しろうさぎ。 - 初めて夢小説よんでて、涙ぶわっとでてきました!そらるさんにきゅんきゅんしてます!続きが楽しみです! (2017年10月30日 21時) (レス) id: 5b2c23531c (このIDを非表示/違反報告)
() - 早くリスナーさんたちとかに彼女って紹介して欲しいです!更新頑張ってくださいね! (2017年6月18日 22時) (レス) id: 9e8ff908aa (このIDを非表示/違反報告)
『 』(プロフ) - コメント失礼します! 今読み終わったところなのですが、とても面白かったです!!更新頑張って下さい!! (2017年5月5日 12時) (レス) id: 167c4770ea (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - 魅海羽さん» ありがとうございます!! この作品はどんなに時間が掛かっても完結させるつもりでいますのでしばしお付き合い願いたいと思います! よろしくお願いします!! (2016年12月31日 21時) (レス) id: 678f820bf7 (このIDを非表示/違反報告)
魅海羽 - とても和みます(笑)!色々大変だと思いますが、これからも、更新頑張ってください!応援してます。v (2016年12月31日 19時) (レス) id: 2d17c0016d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリア | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年9月11日 22時

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