ぼくらのレットイットビー/OS ページ47
花束に包まれて目を瞑る君は
安らかに清らかに眠ってる。
「さとしくんっ、僕りんごあめ食べたい！」
「わかったわかった。また焼きそば残ってんだろ、それ食ってからな」
「わーい！あっ、見て見てさとしくん、にじだよっ」
「さっきまで雨降ってたもんな、晴れてよかったなぁ」
君と離れ離れになるなんてあの時は1ミリも思わなかった。
美味しそうに頬張る君を見てるのがどれほど幸せだったか。
「僕、、生まれ変わっても、また、さとしくんの弟になりたいなぁ」
「っ、」
「さとしくんは寂しがり屋だから、僕が傍にいないと、、泣いちゃうもんね」
「そうだなっ、、」
「赤い糸って、知ってる？僕とさとしくんがまた一緒になれますようにって、今のうちに結んどくんだ」
「それ恋人同士の話だろ、、；」
「いーのっ、ほら、小指出して？」
少しずつ少しずつ君がいた証が消えていく。
君の物、君の声、君の匂い。
「はいっ、これさとしくんの！」
「にーちゃんもこれすんのか、？」
「うん！これをつけたらね、ヒーローになれるんだよっ」
どうして俺じゃなかったんだろう。
どうして神様は君を選んだんだろう。
お願いします。
君がいた証が消える前に。
『さとしくんっ』
まだ結んだ長い糸はほどけ落ちてなんてなかった
だからきっと僕達はまた出会う時が来る。
きっと。
続く
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あっす - めっちゃすきです!!これからも応援しています!!!! (2015年8月8日 17時) (
レス) id: f75dd5f16a (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - Twitterから来ましたー！めっちゃ面白くてツボです笑。更新楽しみにしてます＊ (2015年4月22日 17時) (レス) id: f28cb99ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2015年4月21日 23時
