東京夜の街(訂正版) ページ37
ここは東京のとあるホストクラブ
「すごいよな翔さん、今日もぶっちぎり。」
「げ、また今日も坊主だオレ・・・。」
「ただの1位じゃないんだよな、あの人。」
「太客の数半端ないもんな。」
「でもさ、翔さんって細客もちゃっかりモノにすんだよな。」
「枕とかしてんじゃねえの？」
「いやいや、あの人に限って枕はないだろ。」
後輩ホストが入口で話してると、
「ふーん、聞いちゃった。この店、枕営業とかやってるの？最低だね。」
「もう和さん、そんな事どうでもいいですから足元気を付けてくださいね。」
「げっ、翔さん・・・。」
「そこまで酔ってないから大丈夫ですけどね。」
翔の腰に手をまわして抱き寄せる二宮。
「今日も下まで送ってくれるよね？」
「もちろん。」
ありがとうございましたー、とエレベーターで降りていく2人を見送る後輩。
エレベーターが閉まる瞬間に見えたのは、二宮に腰を抱かれ櫻井が二宮の首に腕を回してキスをしているところ。
「あっ、」
「出た、翔さんの殺しのキス。」
「え、あれってありなの？オレもしようかな・・・。」
「バカ。翔さんに帰りのキスをしてもらうが為に100万単位で使う客がいんだぞお前。」
「でもさ、キスなんて他の奴もしてるだろ。」
「お前思い出してみ。同伴もアフターも一切しない翔さんだぞ。プレミアもんだぞ？その翔さんと2人っきりで乗れるエレベーターの中だけ・・・。」
「でも、同伴しないでどうやって太客掴むんだよ。」
「さあ？でも“店の中で楽しませてこそホスト”が翔さんのモットーらしいぞ。だけど本音は『店の外までホストとか面倒くさい』だってさ；」
「さすが、女帝。」
「あ〜あ、新規の客来ねえかな。」
「そうそう来ねえよ。でもさ、たまに男連れてくるキャバ嬢とか意味分かんなくね？」
「お客様がいる時に入口で変な話ししないでくる。」
二宮を送って降りて行った櫻井が戻ってきた。
戻ってきてそうそう怒られた後輩はシュンとして謝ると、
「お仕置き。」
そういって、頬に手を当て引き寄せられたと思ったらまさかのキス。それも激しめのキス。
始めは抵抗していた後輩も徐々に櫻井のキスに堕ちていき身動き一つせずされるがまま。
「女が男連れて来たらその男を大切にしろ。」
そう一言残して去っていく櫻井。
(大丈夫か？)
(・・・やばいかも)
(どした？)
(翔さんいくらはらったキスしてくれるかな)
(お前、ほんとに大丈夫か？)
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あっす - めっちゃすきです!!これからも応援しています!!!! (2015年8月8日 17時) (
レス) id: f75dd5f16a (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - Twitterから来ましたー！めっちゃ面白くてツボです笑。更新楽しみにしてます＊ (2015年4月22日 17時) (レス) id: f28cb99ee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2015年4月21日 23時
