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呉服の日/ぶばん ページ24

呉服の日


『5月29日は呉服の日!
着物を来てデートはいかがですか?
無料レンタル有り! 中込呉服店』

｢……｣

母さん何やってんだよ、、、

これ、ぶっさんには見せらんねぇな




『5月29日は呉服の日!
着物を来てデートはいかがですか?
無料レンタル有り! 中込呉服店』

｢……｣

着物デートか

よし、借りよう! そしてバンビとデートしよう!





野球狂の詩

｢おいぶっさん、なんで着物着てんだよ｣

｢中込呉服店でレンタル無料だったんだよ｣

｢ぶっさん、着物デート目当てだろ(笑)｣

｢うん、1回したいと思ってたんだよねー｣

｢あー、バンビ恥ずかしがるしね(笑)｣

ガチャ

｢……遅かったか、｣


ガクリと肩を落としたバンビが来た
(もともと落ちてるけど(笑))


｢おー、バンビ遅かったな｣

｢母さんに呼び止められてたんだよ、マスタービールちょうだい｣

｢なぁバンビ、デートしようぜ!｣

｢は?じゃあ着替えてからなー｣

｢いやいや、俺を見ろよ

俺着物着てるぜ?そしてお前も着てる

で、チラシに『呉服の日』って書いてあった

だから、着物デートしようぜ!｣

｢はぁ!? やだよ!!

ぶっさんは『呉服の日』だからじゃなくて、ただ単に着物デートがしたいだけだろ…｣

｢何でだよ! 1回ぐらいいいじゃんかよ!｣

｢やだ! しつこいよぶっさん｣


はぁ、とため息をつくバンビ


｢じゃあ、別れる｣

｢っ、｣

｢着物デートしてくんないなら、俺別れるわ｣

｢…ずるい｣

｢じゃあ、デートして?

してくれたらご褒美あげるから｣

耳元で呟き、チュッとキスすると顔を真っ赤にしたバンビはこくっと頷いた

｢よっしゃ! じゃあ行こうぜ!｣

手を引いてデートに行く2人


その後はみなさんのご想像にお任せします(笑)




｢あいつら完全に俺らのこと忘れてたよな｣

｢うん。てか照れたバンビ可愛かったなぁ///｣

｢やめとけよ、アニ。ぶっさんにやられっぞ｣

｢分かってるよそんぐらい

あー、俺もデートしてえ!｣

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