純情な君にプレゼント part2

プレゼント11 ページ12

あぁ、今何時くらいなんだろー。





貴「はぁ。もし研磨に素直に言ってたらこんな事にならなかったのかな。」




罪悪感しかない私の顔は涙でぬれていた。




とまることなく自然に流れてくる涙。


今は冬のため寒さが増す。




そんなとき、





及「ごっめーん。寒かった？」




体育館倉庫の扉を開けて小走りで入ってくる及川さん。




及「あれれ、まだないてるの？もう泣きやみなよ！








どうせ俺のものになるんだからさっ。」





え.....？




貴「私はものじゃない！及川さんのものなんかにならない！」




少しずつ近づいてくる及川さんにうろたえながら声を張り上げて抵抗する。



及「ははっ。抵抗するなんていい度胸だね。でも、そんなあがいたってあのメガネ君の
ところには戻れない。だから黙って俺の言うこときいて？」





確実に裏のあるであろう笑顔で私の腕をつかみこういった。









及「もう。逃がさない。」

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