治すの大変、壊すの簡単【名前変換オリジナル】

第1話 ページ3

｢……つまり壊すのは簡単だと言いたいの？｣

ここは私の部屋……つまりここは金沢病院という病院。
Aは友達の優衣奈と話している。

｢えぇ。だから、Aはお体を大事にしてくださいね。｣

優衣奈は真剣な顔で言った。

｢勿論！敵がきたら自分の身は自分で守るよ！｣

Aは今から戦う少女みたいに言った。
優衣奈にはAが自分の話を真剣に聞いてないように見えたので、

｢敵がきたらって、私の話を真面目に聞いて下さいまし！｣
と、言ってやった。
すると、Aは困った顔して
｢あれれ？私はいつでも真面目だけど？｣
と、言った。

｢まぁ、とにかく！Aは病を悪化させないように大人しくしていればいいんですわ！｣

｢言い直すと、病気の菌を強くさせないように無理はしないってこと？｣

Aは優衣奈の言ったことを言い直した。
自分が分かりやすい言葉で。

｢そういうことですわ！頑張ってくださいまし。｣

優衣奈は素直になれない子だということをAはきちんと理解している。
だから、優衣奈がちょっと冷たいことを言ったとしても喧嘩になることはあまりないだろう。

｢はーい！｣
そんな優衣奈をフォローしながら優衣奈との会話を楽しむ。








時間が過ぎるのは早いもので、すぐに夕方になってしまった。

｢じゃあまた来ますわ！楽しみにしてて下さいまし！｣

｢うん！楽しみにしてるね！｣

こうして、Aは優衣奈とのお話の時間を終了した。

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