[歌い手] 秘密のシェアハウス[そらまふうらさか]

episode_32 ページ35

貴女side

スーパーで買い物を済ませ、家へ帰ってきた

坂田くんとまふまふくんとそらるさんはゲームをしていた

そらる「おかえり」

坂田「おかえりー！！」

まふ「おかえり」

うらた「ただいまー」

『たっ、ただいまです…』

なんか恥ずかしかったけど言えた

そらる「よしじゃあ俺メシ作るから浦田やってて」

うらた「おっけー！！」

そう返事し、坂田くんとまふまふくんと一緒にゲームをし始めた

『そらる先輩、お手伝いしますよ』

私はそらる先輩の隣に立つ

そらる「さんきゅ、じゃあ野菜切ってくれる？」

『はーい』

わたしはそらる先輩に言われた通りに野菜を切っていく

ちらっと隣を見ると慣れた手つきでご飯を準備をしていくそらる先輩

『…そらる先輩って料理できるんですね』

そらる「失礼だな」

『すいませーん』

そらる「Aこそ料理できんだね」

『両親が共働きで夜も遅かったので1人のことが多かったので必然的に、ですね。』

そらる「…そーなんだ」

そらる「A、ここにいて楽しい？」

作業していた手を止めて私の方に向き直った

『えっ…』

そらる「俺たちとここで住むの楽しい？」

『…たのしいですよ。

ほとんど家では1人でいることが多くて、“ただいま"って言ったら“おかえり"って返ってくることも久々でした。

家の中がこんなに賑やかなのも久々です。

だからたのしいです！』

最後の一言は自信を持って笑顔で言えた

そしたらそらる先輩は私をギューッと抱きしめた

『そそっ、そらる先輩…！？』

そらる「よかった。これからもヨロシクね。」

頭をポンポンとしてくれた

いつもなら逃げるとこだけどその大きくて暖かい手は私に安心を与えてくれた

…たまにはいいかな

なんて考えてる私がいた

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ラッキー歌い手さん

うらたぬき

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