[歌い手] 秘密のシェアハウス[そらまふうらさか]

episode_25 ページ28

貴女side

坂田くんはあれからずっと机に突っ伏したままだった

いくら声をかけても

坂田「気にしないで…大丈夫だから…！！」

いやいや、お隣の人が顔覆って机に突っ伏してたら気になるでしょうよ←

しかも反対のお隣さんは不機嫌そうにムスッとしている

なんだこれ←

しばらくすると先生が入ってきた

仕方が無いのでそのまま坂田くんとまふまふくんは放っておいて授業に集中することにした

で、只今2時間目な訳なんですけど…

先生の都合で自習になった

もちろんみんな自習なんてする訳もなく。

ガヤガヤと騒がしい

そんな中。

視線を感じるのだ。

お隣から。

ちらっと見てみるとそれはやっぱり坂田くん

『さ、坂田くん…？どーした？』

坂田「いやぁ〜…」

なんて呑気な返事を返される

『あの、ちょ…』

めちゃくちゃガン見される

なんか恥ずかしいんだけど

あぁぁぁ…私赤面症なんだってええぇ…

恥ずかしいだなんて思ったらすぐに顔が真っ赤になる

『あの…ほんっと！坂田くん！！』

坂田「んー？」

『そんなみっ、みられると恥ずかしい、から…』

坂田「〜〜っ///」

するとまた顔を覆って机に突っ伏し始めた

『え、えぇ！？』

坂田 「もうやだぁ〜…」

『いやいやいや！私のが嫌なんですけど！！』

坂田「Aのばかぁ〜…」

『はぃ！？』

なんだこの人…！！

私なんもしてないんだけど…！？

…まぁでも。

坂田くんと話すのは楽しいかな

坂田くん面白いし

『…ふふっw』

坂田「…ばかぁぁぁぁぁ！！」

『なんでぇ！？』

そんなバカみたいなやり取りを見て鋭い視線を送られてることなんて全く気付かず…

次の時間はサボろ、なんて呑気に考えていた

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ラッキー歌い手さん

うらたぬき

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