[歌い手] 秘密のシェアハウス[そらまふうらさか]

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Aside

『ただいまぁー…』

疲れ切った私は力なく玄関で呟いた

母「おかえりぃー！！」

父「おかえりぃー！！」

でた。ウチのバカップルならぬバカ夫婦←

今も腕なんて組んで…いくつだキミ達は。

『え、てかなんでお父さんいんの！？仕事は！？』

父「ふっふっふ…」

母「A、ちょっとリビングにいらっしゃい♪」

いやな予感がする………

私は母に言われるままリビングに行きソファに腰掛けた

『で、なに？』

母「実はね…お母さんたち…」

父「2人で旅行に行ってくるんだ☆」

『…あ、はい。どうぞ。』

父「んん…冷たい……」

だって私ひとりでここに住めばいいんでしょ？

らっきーらっきー！！一人暮らしサイコー！

母「まぁ…そこで！！！アナタには寮に行ってもらうわ！」

『………はぃ？』

父「こんなところに可愛い一人娘を置いていけるわけないだろ！？

だから寮に行ってもらう！！」

『いやいや！！やだから！！

私ここにひとりで住むし！？』

母「もう寮の人にはお話してきたわ♪」

『は？？？』

母「そしたらイケメンの男の子が通りかかってその子のことなら任せてくださいって言われちゃったわ

もーう！！あんなイケメンくんと知り合いなんて言ってくれればいいのにー！！」

父「なに！？Aにそんな男が！？」

『まって。だれそれ。なにそれ。』

母「ってことで！荷物まとめて明日には行きなさいね♪」

明日は土曜。つまり月曜からは寮から学校に通うことになる。

こんなバカ夫婦だけど言い出したら絶対に意見を変えない。

『わかったよ…楽しんできてね』

まったく…ウチのバカ親は…

でも…イケメンくんって誰だろう…??

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ラッキー歌い手さん

うらたぬき

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