２.水曜日の夜のメイドさん５ ページ7
PM12：35＿＿＿
条野side
女給さんが喫茶店で働いてからしばらく経ち、私の名前を覚えてくれる様になっていた。
•••え？何故私が彼女に名刺を渡したのかですって？
其れは、普通に興味があったからです。
か弱き女性が男に殴られたら普通、恐怖に陥る筈でしょう？？？
なのにあの女性は恐怖に陥る事なく冷静に対処していた。(顎に蹴りを入れていましたが。)
しかし、私は一瞬だけ彼女の裏の顔が見えた気がした。
実は男に蹴りを入れる時、不敵な笑みをうっすらと浮かべていたのだ。
しかも、その時の心音がとても軽く、楽しそうだったからです。
だから私はこの前、帰る時に彼女のエプロンのポケットに名刺を入れたんです。
まぁ、次の日来た時には『えっと••••あ、城野さん！』と言っていたが、漢字が違う！！！
私は”城野”ではなく”条野”です！！
其れにあの人、”採菊”を”際菊”と言い間違えていたんですよ？！
ありえませんよね！！？
私、ちゃんと正しい名刺を渡した筈ですよね？？？
そんな事を思いながら私は今日も店に入るんですけど••••
なんか今日も騒がしくないですか？？？
『あ、条野さん席に案内しますね。』
私が店に入ると早速私は席に案内された。
「あ、Aちゃんこんにちは。」
「A姉ちゃんこんにちは！」
また客が入って来た。
声からして子供は男の子だろう。
そしてもう一人は恐らく父親••••
『こんにちは、颯太君。今日もお子様ランチで良い？』
「うん！其れが良い！！」
『颯太君は元気だねぇ。』
彼女は男の子に笑顔を見せながら頭を撫でていた。
•••そんな顔も出来たんですね。←失礼
ですが、彼女は男の子に笑顔見せるだけで無く他の客にまで笑顔を振り撒く様になっていたのだ。
しかし、その笑顔を私には向けてくれなかった。
何故？何故です？？
何故私には笑顔を向けてくれないのですか？？？
此の店には偶に鐡腸さん達も来ていたが、その日は偶然Aさんがオフの日で居なかった。
だが、私はただ彼女に興味があっただけだったのが
一瞬で私の考えを変える事になるとは思っていなかった。
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マカロン(プロフ) - おでんもち巾着さん» 応援、有り難う御座います。しかも小説大好きと言ってくれるのは凄くモチベが上がりますし、嬉しいです!!是からもご愛読の方宜しくお願いします!(( _ _ )) (2023年4月9日 11時) (
レス) id: 257ffb0b71 (このIDを非表示/違反報告)
おでんもち巾着 - 私はマカロンさんの小説大好きです！！このシリーズから読み始めた新参者ですが、これからも応援してます！！ (2023年4月9日 11時) (レス) id: 444ccb161b (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - Berry Blackさん» 励ましのお言葉、有り難う御座います。私は少し気にしていたので•••。 (2023年4月9日 10時) (レス) id: 257ffb0b71 (このIDを非表示/違反報告)
Berry Black(プロフ) - 主様の作品の更新を楽しみにしている一般人です。ああいうのは何処にでもいるので気にしないで大丈夫です。好きな作者さんを侮辱されて許せません。どうかめげずにこれからも書いて欲しいです。 (2023年4月9日 8時) (レス) @page6 id: 8d8e2a801a (このIDを非表示/違反報告)
マカロン(プロフ) - コロッkさん» 有り難う御座います。私もああ云うアンチに負けずに頑張ろうと思います！ (2023年4月9日 1時) (レス) id: 257ffb0b71 (このIDを非表示/違反報告)
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