条野さん家の住み込みメイド３

２.木曜日の夜のメイドさん２ ページ18

PM8：45＿＿＿＿


条野side


私は先程の事に信じられなくて夕飯の味が本当でしない。
え？あのいっつも遅れたら怒るAさんが？？え？？？


ﾊｯ!!?もしや、Aさんは遂に私に”惚れた”と云う事ですねｯｯｯ!!!!!

『あの条野様、何故遅れたのかは聞かないで起きますけど、夕飯の後聞きt』
「•••そう云う事だったのですね、Aさん•••!!」

『は？？？何が？？？？』



Aさんは困惑していた。
自分でも気付いている筈だと云うのに、誤魔化しているのですね!!
可愛らしい。
ですが、誤魔化しはこの尋問の達人の前では通用しませんよ？


「誤魔化しても無駄ですよ。
　Aさんは私に”惚れている”のですよ。(ﾄﾞﾔｯｯｯｯ!!!!)」


『え？••••”惚れてる”？•••
(確かに”早く帰って来たらいいのに”とは思ったけど、
　其れって惚れてるの？てか自分で”私に”惚れている”のですよ。”って言うなよ！！)』




Aさんは箸を落とした。
ま、真逆気付いてなかったパターンでは無いですよね？？？••••
嘘ですよね？！


『まぁ条野様もナルシスト第2号と云う事で。
　其れから条野様に遮られて言えなかったんですけど、夕飯の後に聞きたい事があるので。』

「聞きたい事？」

『はいそうです。＿＿＿＿条野様は猟犬に入る前は何をしていたのかについて。」




つまり過去を言えって事ですね。
そんなの＿＿＿＿














「あぁ、猟犬に入る前は犯罪組織の幹部でしたよ。」

簡単に言えますけど？
Aさん限定で！！！



『え？•••は？？は、犯罪組織のか、かか幹部ゥ？！
　ちょっと、何其れ！？何か狡くない？！私だけ何か”銃刀法違反だぁ”とか言っておいて条野様も
　犯罪組織の幹部で犯罪犯してんじゃん！！』

「これが猟犬では罪は問われないんですよねぇ。••••ﾌｯ」


『う、ウゼェェェェェ！！！』





Aさんは暴言を吐いたが、兎に角問題なのはAさんが私の事が”好き”と云う自覚をしてない事!!!!
だって嬉しそうな心音と顔をしてたんですよ？！本人は気付いてないんでしょうけど。


だったら•••自覚させるまでですよねぇ。(黒笑)

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