条野さん家の住み込みメイド (ページ38)

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金曜日の朝のメイドさんページ38

AM6：00＿＿

『＿＿＿で如何云う事か説明しろやゴラ。何で鍵閉めたはずの部屋に入れてんだ。』

「私の異能力です。Aさんには言っていないし、見せた事がありませんでしたね。」

今、私の部屋に不法侵入した条野さんに尋問をしている。

しかもさ、私寝る時は結構だらしない格好で寝るから、
ブラとか釦とかちゃんと着けたり閉めたりしないんだよｯｯ!!!!

なのに朝起きたら、条野さんが、私の胸に頭を押し付けて寝てるし？
しかも何か釦が3つ開いてたし？？

テメェ、マジでふざけんな！！

「にしてもAさんは何故ブラを着けないのですか？？」

ブチっっ！！！
私の血管が切れる音がした。

『ちょっと条野さん、貴方、デリカシー的なものは無いのですか？？ん？？？』

そして私はメイド服の腰に隠していた銃を取り出すと、条野さんに向けて発砲した。

が、条野さんは無傷だった。

『？！真逆避けた？••••』

「ﾊｧ•••これが私の異能力”千金の涙”と云うものです。簡単に言えば、物理攻撃は効きませんよ。
　それより、Aさんが今持っているその銃は没収です。」

『あっ••••！！』

私の愛しの銃がァァァァ!!!!!!
マフィア幹部になった時に中也と太宰から貰った大事な銃がぁぁぁ•••！
　

「にしてもメイド服の腰に隠しているなんて怖いメイドさんですね。
　さすが元マフィア幹部と云いましょうか。」

『返してくださいよ。それ、中也と太宰から貰った大事な銃何ですけど。』

「•••••矢張りあの二人、今すぐにでも排除しに行きたいッ•••！
　まぁ、そんな事より、Aさん、朝食を早く食べましょうよ。お腹が空きました。」

『開き直んなや！！何なんこの人？！』

「猟犬の尋問の達人、条野採菊ですが？」

『違う、そう云う事じゃない••••ﾊｧ。もう良いです。さっさと朝食を食べましょう。』

「そうですね•••！」