条野さん家の住み込みメイド (ページ25)

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水曜日の昼のメイドさん４ページ25

PM3：20＿＿

『••••••太宰は何にも悪く無い。私が悪いんだ。
　私があの時、森さんの方に向かうより先にあの情報を話せば良かったのに、森さんに確認しようと
　聞きにいったんだから。だから私が織田作を死なせてしまったのも森さんと同然だ。
　謝らないといけないのは私だよ太宰。御免、太宰•••』

「•••••••••」

すると急に重い雰囲気が流れた。
え、気不味いな•••
そしたら太宰は笑ってきた。

「ヒヒヒヒ！さすが元ポートマフィア幹部のAちゃんだねぇ。やっぱりそういう律儀なところは
　変わってなくて安心したよ。」

『あのさぁ、笑い方気持ち悪いんだけど？！”ヒヒヒヒ！”って何?!
　言葉は良い感じなのに笑い方で一気に消されるのやめて？！何か毒キノコでも食べたか太宰？！』

「いやぁ、御免御免。こういう笑い方がちょっと癖になってきててね。」

『いや癖になるなよ。直せ、気持ち悪い。』

「えぇ•••あ、そろそろ私が呼んだチビが来るよ。」

『チビって真逆•••』

私が後ろを振り返ろうとするとガシッと頭を掴まれた。

「オイ、クソ太宰。集合場所が”メイドカフェ”なのとチビは如何いう事だア”ァ”ン”？？
　それからA、チビで分かるって事は俺は”小さい”そう云う事だよなァ？？？？」

やばいヤバい、非常にヤベェ。うっかりチビに反応してしまった。
そういえばこのお方、身長が小さい事がコンプレックスなんだった！！

「中也、此処は”神聖なる場所”なんだよ。それからチビに違わないじゃないか。22歳になっても、
　身長160㎝で、男性の平均身長は約170㎝なんだから、かなり小さいよwww」

「黙れ、太宰。チッ•••A、少し向こうに寄れ俺が入れねェ。」

『あ、はいどうぞ•••』

私が向こうに寄ると、中也はドカッと私の隣に座った。
てか中也は何で呼ばれたの？？

「それで中也。森さんはAちゃんが断ったら如何したんだい？」

「まァ、笑っていたが、目は笑っていなかったな。」

『••••つまり？』

「森さんはそれ程Aをポートマフィアに連れ戻したいと云う事だよ。」

何でそんな森さんはそんなに私を連れ戻したがるんだろう？•••
もう口封じの為とかではなく、別の目的がありそうな気がする。