水曜日の昼のメイドさん2 ページ22
PM3:00
私が太宰に指定された場所に向かうと、もう太宰は既に着いていた。
『お待たせ太宰。もしかして私、遅れた?』
「いや!全然、むしろ丁度ピッタリ!!
て事で私と心中してくれないかね??」
すると太宰は私の手を取り、イヤらしい手で腰を触ってきた。
『良い加減にしやがれ太宰。このナンパ野郎が。』
そして私は太宰の顔面を殴った。
「グヘッッッ!!!!!」
『いや、悲鳴が気持ち悪過ぎる。顔は良いのに勿体な。』
「え、じゃあ何で殴ったの?!私、顔面国宝級なんでしょ!?」
自分で”顔面国宝級”っていうの無いわ。
やっぱナルシスト疑惑があるよ太宰は。
『イヤらしい手で私の身体を触ったからだろうが。自覚しろや変態2号。』
「へ、ヘンタイ•••え、変態2号?!
もう一人居るのかい!?」
えぇ、バリっバリいますよ。今日の朝、薬如きで”口移し”をやってもらおうとした変態が。
『まぁ、居るけど。でも立ち話も疲れるから、早く何処か行こうか。』
「じゃあ、私が”escort”してあげるよ☆」
『は、はぁ••••?』
何で英語で言うの??てか無駄に発音がいいのが腹立つわ。
__________
「あの太宰っていう人、今すぐにでも殺したいッ••••!!!」
条野は壁にドンと拳を打つと、その壁にはヒビが大きく入っていた。
「ママぁー、あれなにー?」
子供が条野を指差す。
「見ちゃいけません!!さ、早く行くわよ!!」
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