水曜日の昼のメイドさん ページ21
PM2:30__
条野side
『それじゃあ、行って来ますね条野様。小腹が空いた時は適当にカップ麺でも食べといて下さい。』
「私がカップ麺が嫌いだと分かってやっていませんか?(黒笑)」
『さぁ?如何でしょう?』
Aさんはコテンと首を傾げてきた。
••••やっぱりダメだ。絶っっ対ド変態に攫われても可笑しくない。
「そういえば、私から日頃のお礼でサプライズと云うプレゼントがあるんです。」
『え?!プレゼントですか!気になります!(どんなプレゼントなんだろう•••!!)』
あぁ•••••子供みたいに食いつくなんて可愛らしいのでしょう•••!!!!
「それじゃあ、渡すのですが、耳飾りですのでこっちに来て下さい。」
『はい!』
そして私はAさんの左耳に耳飾りを着けた。
「着け終わりましたよ。矢張りよく似合っていますね•••!」
『え、目が見えないんじゃ•••』
「其処は言ってはいけないお約束ですよAさん??」
『あ、はい••••にしてもこの耳飾り、条野さんの耳飾りの対照的な色なんですね。』
「気に入ってもらえましたか?」
『はい!それじゃあ、次こそ行って来ますね。条野様。』
「行ってらっしゃい、Aさん。」
Aさんがドアから出る時、チリンと耳飾りが鳴る音がした。
「GPS、盗聴器付きの耳飾りを気に入ってもらえて良かったです。(黒笑)
フフフ•••• さぁ、私はAさんの跡を距離を置きながら着いて行きますか。」
そして条野は出発したAの跡を着いて行った。
___つい先程まで良い雰囲気だったのに最後の最後でその雰囲気をぶち壊す、
それが”条野採菊”である。
121人がお気に入り
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ