検索窓
今日:12 hit、昨日:15 hit、合計:60,949 hit

水曜日の昼のメイドさん ページ21

PM2:30__




条野side




『それじゃあ、行って来ますね条野様。小腹が空いた時は適当にカップ麺でも食べといて下さい。』


「私がカップ麺が嫌いだと分かってやっていませんか?(黒笑)」



『さぁ?如何でしょう?』


Aさんはコテンと首を傾げてきた。
••••やっぱりダメだ。絶っっ対ド変態に攫われても可笑しくない。




「そういえば、私から日頃のお礼でサプライズと云うプレゼントがあるんです。」


『え?!プレゼントですか!気になります!(どんなプレゼントなんだろう•••!!)』



あぁ•••••子供みたいに食いつくなんて可愛らしいのでしょう•••!!!!



「それじゃあ、渡すのですが、耳飾りですのでこっちに来て下さい。」

『はい!』



そして私はAさんの左耳に耳飾りを着けた。





「着け終わりましたよ。矢張りよく似合っていますね•••!」

『え、目が見えないんじゃ•••』

「其処は言ってはいけないお約束ですよAさん??」



『あ、はい••••にしてもこの耳飾り、条野さんの耳飾りの対照的な色なんですね。』

「気に入ってもらえましたか?」

『はい!それじゃあ、次こそ行って来ますね。条野様。』



「行ってらっしゃい、Aさん。」



Aさんがドアから出る時、チリンと耳飾りが鳴る音がした。



















「GPS、盗聴器付きの耳飾りを気に入ってもらえて良かったです。(黒笑)
 フフフ•••• さぁ、私はAさんの跡を距離を置きながら着いて行きますか。」




そして条野は出発したAの跡を着いて行った。











___つい先程まで良い雰囲気だったのに最後の最後でその雰囲気をぶち壊す、
  それが”条野採菊”である。

水曜日の昼のメイドさん2→←水曜日の朝のメイドさん2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
121人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:マカロン | 作者ホームページ:マカロン  
作成日時:2023年3月17日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。