水曜日の朝のメイドさん2 ページ20
AM6:25〜
条野side
先程Aさんが電話が掛かってきたと云う事で自分の部屋に行かれてしまった。
とは言っても自分の部屋に行ってたとしても、私は聞こえるので意味はないと思いますが。
でも矢張りさっきまで居た彼女の温もりが失くなり、一気に身も心も冷めた。
だが、昨日の事で私は鐡腸さんを本当に斬り刻んでしまおうかと思っていた。
何故なら今まで私に笑顔を向けた事が無いAさんは
鐡腸さんにあっさりとその笑顔と心地良い心音を向けたのだ。
しかも鐡腸さんがAさんの両手を包む様に握っている時、
Aさんの心音が少し早くなっていた。
私はAさんを堕としたい。もう私しか見れない様にして従順なメイドにしてやりたい。
そして私が昨日酔い潰れた理由が今話した事、
あとは猟犬関係です。
まぁ、取り敢えず今は貰った薬を飲みますか•••
そして私が薬を飲み終わった時だった。
_『まぁ、空いてはいるが•••何処か行くのか?』_
_「そうだよ!あ、集合場所は携帯で後で送っとくね〜!バイバイ!」_
•••••••Aさん、この私を差し置いて何処かへ行くですって??
しかももう1人の声は男の声!!!声からして如何にもチャラそうな気がします•••!
すると電話が終わったのかAさんが戻って来た。
『あ、条野様ちゃんと御薬飲めてるじゃないですか!それじゃあ、今日は安静にしてて下さいね。
それから私は午後から予定がありますので、ちょっと早めに昼食を作ります。』
「そうですか。
『??•••はい!(条野さんがそんな事を言うなんて珍しいな•••』
ちょっと狡いですが、Aさんが行く時に以前から用意していた
GPSと盗聴器を付けさせましょうか•••••
にしても私が企んでいる事に気が付かないなんてAさんは面白いですねぇ••••フフフ。(ゲス顔)
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