水曜日の朝のメイドさん ページ19
AM6:20〜
『条野様、大丈夫ですか?•••お薬要りますか??』
「う、ぅぅ何処が大丈夫そうに見えるんですか?•••それから薬は要ります。」
『わかりました。今すぐ持って来ますね。』
今、条野さんは”二日酔い”と云うものになっている。
てか条野さんてそんな酒飲むなんて初めて知ったんだが?!
そして私は救急セットから薬を取り出し、コップに水を入れて持って来た。
『条野様、どうぞ御薬です。
••••全く飲み会で一体何を話してたらそんな酔い潰れるんです?私がいつも居るとは限りませんから、
少しでも自分の体調管理くらいは出来て下さいよ。』
「はぃ•••そうですね。」
•••今思ったんだが条野さん、薬とコップを手に持ったままで薬を飲む気配が全く無いんだが。
流石にもう大人なんだから薬ぐらい1人で飲めよ?
「Aさんが飲ませてくれないんですか?」
『テメェ、二日酔いで更に頭がイカれたか?てか如何やって飲ませるんだよ?!』
条野さんは少し悩んだ顔をしていたが、
ピコーン!!とした顔で言ってきた。
「Aさんが薬を含んで私に口移しは如何でしょう?」
『私達、付き合って無いよな??てか、職場は如何するんだよ!?』
「それはもう朝に連絡したので大丈夫です。」
『そうなんですか••••』
「それで口移しはしてくれるんですか?」
『しないわこの変態。自分で飲めや。』
私が暴言を吐いていると携帯が鳴った。
『!!•••ちょっと電話に出てきますね。』
そして私は自分の部屋に戻ってみると着信は太宰からだった。
『太宰、何かあったのk(((「Aちゃん、武装探偵社に入る気はないかい!?」
『いや、急に如何したのコイツ•••てか武装探偵社って沢山異能を持つ組織でしょ。
それに私は今別の仕事をしているんだけど。』
「えぇ〜!?ちなみに何の仕事をしてるの?」
『え”っ•••!!』
待ってこれ素直に言ったらドン引きされるじゃん。
なんて言おう•••ここは意外とありそうな•••
『図書館の司書の仕事です!!!』
「••••••••••ふぅ〜ん??じゃあ、一応聞くけど今日の午後って空いてる?」
『まぁ、空いてはいるが•••何処か行くのか?』
「そうだよ!あ、集合場所は携帯で後で送っとくね〜!バイバイ!」
そして太宰は電話を切ると私も電話を切った。
••••あ、条野さんを放ったらかしにしたままだった。
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