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「あ…。なぁ、金の前に2つ質問したいんだが…」
「えぇ、どうぞ。」
アーサーは組んでいた足を組み替えて
頬杖をつきながら男に尋ねた。
内心、靴下が雨で濡れて気持ち悪く
話に集中できない。
辺りはもう真っ暗だった。
「俺の知り合いにイヴァンって言うヤツがいるんだが、そいつはWW1くらいの時に俺が呪われてるように見えたらしい。それはなぜだか知らねぇか?」
「ふむ、そうですねぇ…。」
あくまでも推測ですが
その方はこの呪いの主に関係があるのか。
もしくは、貴方と彼の付き合いが長くて変化に感付いたか…でしょうね。
それから、その彼が呪いや呪縛などのプロでしたら感づくのは容易いかと。
そう言って微笑む占い師に
こいつマジ者の占い師だ…とビビったアーサーであった。
前者はわからないとして
後者はなんとなく当たっているし…。
恐らくこの男は、イヴァン、アーサー、アルフレッドの三人を占っている。
だから、100年前にイヴァンがそう発言したこと
つまり、100年前から生存していたことについて
彼は違和感を持たないのだろう。
「こっちはお前のことを知らないのに!」と
ちょっと上をいかれたようで悔しい様子のアーサー。
どうせ俺らの名前や性格とかばれてんだろうと少々すねぎみで
誰かさんと同じように腕組で落ち着かせようとする。
「…なるほど。それからもう1つ。…お前、名前は?」
「申し遅れました…私はホープと申します。呪いの宝石と同じ名前なので、覚えやすいかと。最近では大してなんでもなさそうな宝石扱いですがね。ちなみに疑わなくとも、ちゃんとした占い師ですよ。」
「ホープダイヤモンド、か。たしか俺ん家(国)にあるぞ!」
「はい、存じております。…“アメリカさん”。」
「Oh...わざわざ人名使ってる意味なくなっちゃうじゃないか…」
「あぁ、これは失敬。」
*
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なつ子第2号@(*´ω`*)(プロフ) - ルーミラさん» コメント&祝電ありがとうございます(´;ω;`) わああああ涙する小説書けて幸せです(><) いえいえ!こちらこそご愛読ありがとうございました!!! (2018年5月13日 22時) (レス) id: 512c53c1af (このIDを非表示/違反報告)
ルーミラ(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても切なくて、集中して読んでいました!我慢していた涙が最後で出ちゃいましたw今回も素晴らしい作品をありがとうございました! (2018年5月13日 22時) (レス) id: d359785761 (このIDを非表示/違反報告)
なつ子(´∀`*)(プロフ) - 暴走少女@OIMさん» うわわわわああああコメントありがとうございます。゚(゚´Д`゚)゚。こんなにも更新遅くなってしまい申し訳ございません(泣)そしてこんな私の作品を読んで下さり、さらにコメントまで頂けるなんて幸せすぎます!! はい!テスト終わったら猛スピードで書きます(o^^o) (2018年2月5日 23時) (レス) id: 512c53c1af (このIDを非表示/違反報告)
暴走少女@OIM(プロフ) - 久しぶりの更新ご苦労様です!今日も楽しく読ませていただきました。これからも頑張って下さい!(^^*) (2018年2月4日 15時) (レス) id: c5b7e8e142 (このIDを非表示/違反報告)
なつ子(´∀`*)(プロフ) - 暴走少女@OIMさん» コメント、本当に本当にありがとうございますヽ(;▽;)ノ カナちゃんにキュンキュンできるように心がけたので嬉しいです!! (2017年9月8日 18時) (レス) id: 512c53c1af (このIDを非表示/違反報告)
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