【APH】愛しい君へ呪いを。【アーサー】

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マシューはもちろんです！とどや顔をかました。


頭の中は理解が追いつかないが


自分の口は次々と言葉を発している。




「じゃあ、アルフレッドには気をつけろ。あいついつの間にか成長してやがる。各地から戦略を得ているらしいからな。」


「はい、分かりました。」



「あと、Aを死守しろよ。」


「Aさん･･･。Aさんは軍隊をお持ちで無いんですよね？」


「あぁ。俺の兵士がいつもAを仕切っていたから、軍事力はほとんど無い。戦いが向かねぇんだ、あいつに。」




だんだんとコレが夢なのか現実なのか混乱してきた。


確かにこのやりとりは過去にあったものだろう。


アルフレッドの独立から少し時間がたつと


アーサーの周りには敵ばかりだった。


そこで繰り広げられる戦いに備えて作戦を練っている


という一部の記憶だ。



けどおかしい。と、アーサーは思うのだ。


どうして彼女＿＿Aの名前がここで出てくるのか。


記憶に無い、彼女の名前がここで出てくる事なんて




･･･なかったはずだ。




夢は記憶を整理すると聞いていたが


もしかしたら今、記憶が混乱しているのかもしれない。


またはコレは夢ではなくて現実なのか。




「陣を作ってAを守れ。アルフレッドはAの独立を狙っているのかもしれないしな。」




だとしたら途れ途切れの時間は何なのか。


じゃあ夢？だとしたら納得がいく。



じゃあ、ホープが掛けたあの魔法がこの夢を見させている？


もしそうだったら


とつてもなく皮肉な夢を見させられてる訳だ。


覚醒したら絶対に懲らしめてやろう。



そう決意したとき、あのう、とマシューが口を開いた。




「アーサーさん、一つ提案があるんですけど･･･。」


「ああ、どんな作戦だ？」



「はい。その･･･。」




＿＿＿＿＿＿＿＿＿Aさんの護衛、僕に任せてくれますか？





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