11 一松:寒い ページ13
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『やっぱり寒かったね〜』
「まぁ…予想通りだけど」
灯油を買い終わり、家の玄関が見えてきたところ。
ちゃっかり手を繋いでくる一松が
本当に可愛くて仕方がない。
いい弟を持ったもんだなぁ〜…。
『寒いから…ご褒美は家で良いよね?』
「……見られないところなら」
『あれ?自慢するんじゃないの?』
そう言ってちゃかしてみると
ちょっと不機嫌そうな顔色に…。
「……邪魔が入ったら困る」
『あ、確かにおそ松とかありえるね』
他愛のない話をしている内に家についた。
『ただいまー。灯油買って来たよー』
「……」
あれ?誰もいないのかな?返事がこない…。
居間に入ってみると 彼らは冬眠していた。←
…そんなに寒かったかな?
でもちょうど良いや。
『他の子が眠ってる間にやっちゃおうか?』
「…念のため二階でしてよ。……もしかしたら起きてるかもしれないし」
『そうね。じゃあ二階に行こっか』
灯油をストーブの横に置いていき
二人だけで二階へ上がった。
ほっぺたチューをやるのはいいけど
こっちもけっこう恥ずかしいんだよね。
どうしよっか?と一松のほうを振り向こうとした
その時…。
『わぁっ!?』
「……悪いけどここでやってくんない?」
一松が勢いよく押してきて
押し入れの中に閉じこめられた。
一松はは超近距離にいるらしく
暖かい人の温もりを感じる。
ただ、暗くて一松の顔が見えない…。
「……ねぇ」
『は、はい?』
「……約束、ここでやって」
『でも、』
「…良いから早く」
暗くてよく見えないけど
隙間の明かりを頼りに 彼の頬へ唇を近づける。
ちゅ。
「……」
『、、、!?』
あ、あれ?
今触れたのって……?
「、、ン、____」
『ん!?、、、ン、』
おかしいっ、…。
口の中に…
一松の舌がっ…………。
「…ふぅ……」
『っ〜〜〜〜〜!?』
チュッというリップ音と共に離れた唇どうし。
今私……一松にキスされた?
しかも、唇に!?
「…Aもバカだよ…」
『い、一松っ?』
「俺がおとなしいと思ったぁ?」
ぼんやりと、舌なめずりをする彼の顔が見えた。
*
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なつ子(´∀`*)(プロフ) - つーさん» はじめまして(*^^*)リクエストありがとうございます!!とっても嬉しいです!若葉松と喧嘩するか、弟松VS兄松のどちらかですね!もし時間があれば二話書きますね^ ^ *更新は受験後ですが大丈夫でしょうか?ご確認お願いしますm(_ _)m (2017年1月5日 23時) (レス) id: 3c0a3a20bc (このIDを非表示/違反報告)
つー(プロフ) - こんにちは!つーです。はじめまして。リクエストをお願いしてもいいですか?若葉松と喧嘩か、弟松VS兄松をお願いします。 (2017年1月4日 15時) (レス) id: b0f4d5d524 (このIDを非表示/違反報告)
なつ子(´∀`*)(プロフ) - まぁやさん» はい!風邪をひかないように頑張ります!!まぁやさんもお気をつけて(>_<) 長文、ニヤニヤが止まらないくらい嬉しかったです!イメ画も大歓迎です(^○^)お待ちしております!haha//← (2016年12月20日 22時) (レス) id: 3c0a3a20bc (このIDを非表示/違反報告)
なつ子(´∀`*)(プロフ) - まぁやさん» いえいえ!こちらこそ私なんかにありがどうございまずっ(T . T) コメント返信の事まで!?うっ、生涯に悔いが無くなった気がします(泣)とてつも無く嬉しいです( ; ; ) すすすすっ!?もう本当に悔いが無いですっ、ありがとうございます!! (2016年12月20日 22時) (レス) id: 3c0a3a20bc (このIDを非表示/違反報告)
なつ子(´∀`*)(プロフ) - みつばさん» 今回もコメントありがとうございます!!とても嬉しいです(^○^) 全松養い隊が集まるような小説にしたかったので、そう言って頂けると幸せです! 欠かさず!?あわわっ、ありがとうございます!!全力で更新頑張ります!! (2016年12月20日 22時) (レス) id: 3c0a3a20bc (このIDを非表示/違反報告)
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