【学ヘタ】掲示物がおかしいよ、新聞部【ギャグ】

22　ただの朝 ページ23

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結局パイは投げなかったが


主人のキョトンとした表情に腹が立つ。


率直に質問しうとAは思い、行動した。




『ねぇ、主人…』


「ん?」


『私、この写真載せるの許可してないんだけど』




睨みつけて言ってやると


イギリスは頭の上に疑問府をつけた。




「いや、確かに許可もらってたが?」


『え、…それっていつのこと?記憶にないよ、私』


「え、昨日の朝だが…。お前忘れたのかよ」





“ほら、車に荷物を積んでいた時…”




彼は人指し指をピンっと立てて言った。


それでも彼女はわからないようで


イギリスは仕方ないと言わんばかりのため息と共に解説を始めた。




「俺はお前にちゃんと聞いた。それでお前は『Yas』と答えたんだ」


『その時私寝ぼけてた?』


「いや、日本語で俺と話してた時だから…、完全に起きてるだろ」


『……………は?』



彼女の記憶上、日本語で彼と会話をした覚えはある。


しかし、写真の事など一回も…。




“ノセテイイカ?”




『…あ』




ようやく思い出したのはこのワンフレーズ。


日本語には『同音意義語』が存在する。


つまり、Aが聞いたのは「乗せる」で


イギリスが言ったのは「載せる」だった。



意味が全く違うのである。




「お、どうやら思い出したようだな。ったく、主人を疑うのは止めろよな」


『…の………か』


「ん?何て言ったんだ?」




聞こえていなかったようなので


お望み通り聞かせてやる。



彼女はイギリスの胸ぐらを掴み


台詞と共にヘルメをかぶって頭突きをかます。




『イギリスのバカぁぁあっ!!!』


「いだぁ"!?」


『そういう大事な事はちゃんとしたやり方で伝えなさいよ!バカじゃないの!?』



「お、お前はヘルメの使い方間違ってるぜ…」


『これは有効活用だっ!!』


「いだぁ"、、」




イギリスが保健室送りになったのは言うまでもない。



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