【学ヘタ】掲示物がおかしいよ、新聞部【ギャグ】

20　ただの朝 ページ21

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とある日の朝。


イギリスとAはいつもより早めに起床した。



今日は学校に大道具を持っていくので


車に荷物を積めなければならない。


朝方は静かなせいか、なんだかつまらない。


そこで二人は


荷物を積みながら日本語の練習をすることに。




「普通の会話を日本語に直すって難しいよな…。お前できんのか?」


『これでも日々練習してる方よ』




「じゃあ開始ね〜」とあまり乗り気のない声で日本語の会話が始まった。




「えーと……ココニハコヲ、オイテオケ」


『ココニ、、ここに?……コレデイイ?』


「イイ」




慣れない言葉の発音はやはり難しい。


各国にたくさんの言葉があるが


日本語は特に難しいと言われている。


手はしっかりと動かして


のんびりと会話を続ける。




『コレハ、イル?』


「イル。ダカラ、クルマニノセル」




ぎこちない会話のなか


１つの箱を見て、イギリスは思い出したように言った。




「あ…。A、オマエノヲ、ノセテイイカ?」


『え?…イイヨ』




Aの返事を聞くと


彼はその箱を車に乗せた。


それが最後の荷物だったようで


あとは学校に行くだけとなった。


二人は車に乗ってすぐに出発した。



いい加減日本語を話すのが疲れたらしく


二人は元の言葉に戻した。




『ねぇ、こんなに乗せたけど何に使うの?』


「一部は寄付だ。んで、あとはリサイクルできる物の回収。今年も生徒会が中心でボランティアだ」


『うわ、めんど…』



「本当、面倒だぜ。まともに手伝うヤツ居ねぇからな」



『…………来週で良ければ手伝うけど』


「え、良いのか?じゃあ手伝ってもらうか…。って、別に嬉しくないからな!勘違いすんなよ!!」


『わ、私だって別にやりたくてやるわけじゃないし!勘違いしないでよ!!』




ツンデレ同士は絶えずに言い合うのだった。




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