【学ヘタ】掲示物がおかしいよ、新聞部【ギャグ】

17　おかえり ページ18

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『ありがとドイツ…』


「まったく、世話が焼ける」




あれからAを助けたドイツは


イギリスを縄で縛って廊下の隅に置いた。


あ、「縛った」って言ってもそんなやらしい事じゃないからね!


時間は少ないが、教室でとりあえず話すことに。




「で、俺に何のようだ?俺の名前を叫んでいただろう?」


『え?あぁ、そうだった』




彼女は髪を整えながら話した。



今まで何をしていたのか。


プロイセンは結局熱がでたのか。


それが気になって仕方がなかったのだ。


しかも、ドイツが居なかった間


新聞部が暴走していた。




『本当に何してたの?』




そう聞くとドイツはすんなり話す。


意外と隠さなくても良い話らしい。




「まず、兄貴が熱を出したことは嘘だ。」


『わかった、ちょっとシバイてくる』


「待てまてまて!?落ち着けA!」


『……ゴメン、衝動的だったわ。…話続けて…』


「はぁ。まぁ簡単な話だ。」




実は俺と兄貴で新聞部の取材やネタ集めをしていて


それで画像収集のために外に出ていたんだ。




「ブログの更新は記念だろうな。俺はあんまり知らないが…」



『ん?』




何気無く話す彼に疑問を抱く。




『プロイセンって新聞部じゃないよね?』




そう、プロイセンは新聞部じゃない。


彼は音楽部なのだから。




「俺も止めたんだが、『連れて行ってくれないと俺死ぬ』とか言って…。
仕方なく協力してもらった。まぁ、学校をサボったことに変わりはない」


『やっぱりシバク』


「待て、早まるな!一応兄貴も仕事をこなしていてだな…」


『え……一応ってなに?』



鳥の声がﾁｭﾝﾁｭﾝ響く教室にチャイムがなった。


次は移動教室だ。


Aは急いで自分の教室に戻らなくてはならない。


話の続きは断念して、ドイツの教室から出ようとした。




「A」


『ん、なに?』



「話の続きだが…兄貴が何をやってたのか詳しく知らないんだ。」




「取材は単独行動だったからな。」とドイツは言い残した。




『んーー…?』




まだ謎は解けぬ。




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