14 調理実習 ページ15
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外に出ると、夕日が当たって肌が暑い。
イタリアは汗だくの体をタオルで拭いているところだった。
「あれ、A?どうしたの?こんなところで」
『あ…いや…えっと…』
彼女は下を向いたままモジモジしており
何か恥ずかしいみたいだ。
まさか、告白だろうか!?
と期待したイタリアだが
彼女の後ろにある包みを見て
期待はみじん切りにしてかき消された。
「ねぇねぇ、何持ってるの?」
『あっ、、。これ…実習で作ったんだけどさ…』
“自分じゃ美味しいかどうか分かんなくて”
すっと彼女が差し出した紙袋の中には
美味しそうはガトーショコラが入っていた。
イタリアはそれを見るなり、「味見してってこと?」と尋ねた。
小さく頷く彼女を見て
迷いもなく、パクリと食べた。
「………、、」
『ど、どう?』
「……ま…い」
『……え?』
「上手いよコレ!」
『ほ、本当!?』
満面の笑みを見せる彼に
Aはホッとした。
「上手いよ」と言われただけで大満足なAは
「そっか…そっか」と赤面を隠していた。
「素直なとこあるじゃん」とイタリアは思った。
「あ、オレ片付け残ってるからもう行くね」
『う、うん。…その……ありがと、、』
「えへへ、Aから言われると嬉しいや」
「じゃぁね」と彼は走って行った。
Aはそれを見送り
帰る準備のために教室に戻った。
鼻歌まで歌って、上機嫌な彼女を
真っ赤な夕日がてらす。
一方、グランドのイタリアはというと…。
「イタリア君、大丈夫ですか!?」
「に、日本……俺耐えきった…よ」
「イタリア君!?」
バタリ、と日本の隣で倒れた。
保健室に運ばれたイタリア。
体調不良の原因
【要求不満】
汗だくだったため気付かれなかったが
グルメである彼がアレを食べた瞬間
冷や汗がハンパなかった。
たぶん一般の方が食べれば美味であろうが
彼の口には合わなかったらしい。
始めに彼女が聞き取れなかったイタリアの言葉。
一人になった保健室でイタリアは呟く。
「…不味い……」
「彼女の前だけは言わない」という
男の優しさだった。
*
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Amber(プロフ) - なつ子(´∀`*)さん» ありがとう！先生と誕生日一緒なんだ！ (2017年2月4日 16時) (
レス) id: 3834fe79dd (このIDを非表示/違反報告)
なつ子(´∀`*)(プロフ) - Amberさん» コメントありがとう! なるほどね!!そしてエコだね!!← てか、誕生日もうすぐじゃん!?覚えておくよ! (2017年2月4日 16時) (レス) id: 7888d27ae5 (このIDを非表示/違反報告)
Amber(プロフ) - 誕生日がバレンタインの次の日だから毎年余ったチョコ貰うよ！← (2017年2月4日 16時) (レス) id: 3834fe79dd (このIDを非表示/違反報告)
なつ子(´∀`*)(プロフ) - 綾香さん» そうなんやね！それやったら、チャット可の「なつ子さんが作った作品リスト」ではなそう^ ^ (2016年11月4日 22時) (レス) id: 3c0a3a20bc (このIDを非表示/違反報告)
綾香(プロフ) - なつ子ちゃん！！ごめんね！！ボードが何故か送れないみたいでここにきました（汗）本当ごめんね〜｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ボードから返信できないみたい…！！ (2016年11月4日 22時) (レス) id: d184492f26 (このIDを非表示/違反報告)
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