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振り向かせたい。33 ページ34

『……ちょっと待って!!』


「オマエこれで三回目だぞ」

ピアッサーを無事購入した私は、現在三ツ谷の家にお邪魔していた。


ちなみにルナちゃんとマナちゃんは先程まで起きていたのだが、遊び疲れてしまったのかお昼寝している。


ピアッサーを買ったものの、自分で穴を開けるのが怖かった私は、三ツ谷に開けてもらうことになった。


でも、いざ開けるとなると怖い。


そして冒頭に戻り、三回目の待ったをかけた。



「オマエ前はどうやって開けたんだよ?」


『前はエマが、いきなりバチンって…』



ああ、思い出しただけでも耳がジンジンしてきた。


痛かったなぁ、あれは。


今回は少しでも痛くないようにと、耳を保冷剤で冷やしているのだが。



「なら今回もいきなりやった方が良くね?」と三ツ谷が言ったが、ぶんぶんと首を横に振った。


無理無理、心臓が止まる。だったらまだ心の準備をした方がマシだ。



「もうそろそろいいんじゃね?冷えたろ?」


『まだ待って!もうちょっとだけ…』


三ツ谷が呆れたように溜息をついた。

ごめんね、でも怖いものは怖い。


心臓がさっきからバクバクいってるの。




……でも怖いものは早く終わらせた方がいいし、いつまでもこうしてるワケにもいかない。



よし、覚悟を決めよう。



『い、いいよ…』


「おー」



恐る恐る保冷剤を耳から外す。


三ツ谷が私の耳にピアッサーを合わせた。


ギュッと目を瞑り、来るであろう痛みに備える。



「せーの」


『うっ……』



_______________バチン!!



『いっ……たぁ』



「でももう開いたじゃん。良かったな」



前回よりは痛くなかった。


でも痛いのには変わりない。



三ツ谷が冷やしとけ、と言って保冷剤を差し出したので有難く受け取った。



『ありがとう…』



「どーいたしまして」



怖い思いはしたけど、これでオシャレの幅は広がった。



一時期舌ピでも開けようかなと考えていたが、絶対やめよう。




耳でもこんなに怖いのに、舌に開けるなんて考えられない。




そんなことを考えながら、耳を冷やしてグズグズしていると、背中に温もりを感じた。







_______________背中に温もりを感じた?








『……三ツ谷?』

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ベル - ストーリーが好みすぎて辛いですww海に行った時すごくキュンキュンしました!! (2022年3月5日 21時) (レス) @page41 id: 57e8e1c27e (このIDを非表示/違反報告)
泡瀬 るり(プロフ) - るいさん» 最後まで読んで頂き、ありがとうございました!!そう言っていただけて嬉しいです!! (2021年9月2日 7時) (レス) id: e8f1067ad3 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 素敵すぎました…!きゅんきゅんしましたありがとうございます! (2021年9月1日 23時) (レス) id: 4cd171caaf (このIDを非表示/違反報告)
泡瀬 るり(プロフ) - 苺ミルク飴さん» そう言っていただけて嬉しいです!書いたかいがありました……!長文ありがとうございます!!他作品もどうぞよろしくお願いします! (2021年9月1日 7時) (レス) id: e8f1067ad3 (このIDを非表示/違反報告)
苺ミルク飴(プロフ) - 完結おめでとうございます!めっちゃドキドキしました…!特に最後の方の三ツ谷くんかっこよすぎてずっとにやけてました笑夢主ちゃんもすごく可愛くて、とても面白かったです!素敵な作品をありがとうございました!他の作品の更新等頑張ってください!応援してます! (2021年8月31日 23時) (レス) id: 976df8db05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:泡瀬 るり | 作成日時:2021年7月27日 23時

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