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彼の秘密 ページ10

学校が終わり寮に戻るとだれもいなかった。







まだ雑用させられてんのか。少し不憫に思いつつもなんだかんだ初日で疲れた身体はユウたちを手伝いに行く気にもなれずソファに身を預けた。









しばらくして意識がふわふわしてきた。






すこし、だけ。









数分だけ、なら









.







.









「Aさんっ!!!」









「うっ!?」








突然現れた学園長により半分落ちかけていた意識が無理やり起こされる。









「がくえんちょ...?」









「そうです!貴方の学園長ですよう!じゃなくて...勝手ながら貴方について少しだけ調べさせてもらいました。」









「俺について、、?」









そんな特別な事はないと思うんだけど。
ごく一般的な家庭で幸せに育ってきましたけど。









あ、一つだけ..他と違う事がある、かも。









「おっと、なんのことか分かったみたいですね!その事についてお話がありまして。あなた、_____の血が混ざってるらしいじゃないですか!どうしてもっと早くに言ってくれなかったんです!?」









「うえ?だって、所詮クォーターだし。そんなに大事な事...?」









「ええ、ええ!それはそれは大事なことです!クォーターのあなたは普通の人間の様な生活で大丈夫なんでしょうか?」









どうやら嫌悪とかではなく単純に心配してくれたらしい。自称優しいは優しくないって聞いたけど優しいじゃん。









でも大丈夫









「無理しすぎたら貰わないといけない、けど...基本的には貰わなくてもへーき、」









「そうですか...もしも、と言うのが来なければいいんですけど念のため。その時が来てしまった時は私を頼ってください。」









いえ、下心があるわけではなくて!!と付け足す学園長。それを言うと逆に怪しくなるんだがこの人の場合は本当にないんだろう。









まあ当たり前か。ここは男子校だし。









「じゃあ、その時が来たら...よろしくおねがいします。」









感謝の意を込めて学園長の手を両手で包み込みながらそう言うと少し慌てた様にそれでは!!と叫んで帰って行った。









静かになったことだし今日はもう寝よう。

彼ととらっぽら→←彼と王様



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りーちゃん - 最っ高でした!ありがとうございます😭続き待ってます! (2022年9月6日 18時) (レス) @page19 id: dd5f8653b1 (このIDを非表示/違反報告)
とまと - え、え?!!神っすか?!!なんですかこの神作品は?!!! (2021年6月28日 19時) (レス) id: beb3aa22b9 (このIDを非表示/違反報告)
ねーむ - めっちゃ面白いですね、更新頑張ってください!! (2021年5月9日 22時) (レス) id: 38d2d0b865 (このIDを非表示/違反報告)
カリム - 面白すぎる (2021年3月21日 15時) (レス) id: d87b220079 (このIDを非表示/違反報告)
Jjj - 好きです!!!更新頑張って下さい!!!更新停止なんて…初コメですが泣きますよ(((ただのやばいやつ (2020年12月12日 10時) (レス) id: 164c86cd11 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たか | 作成日時:2020年5月26日 20時

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