【あんスタ】晩ご飯、今日も食べますか？【椎名ニキ】

三皿目 ページ5

椎名side



最悪の目覚めだった。



「り゛ん゛ね゛く゛ん゛勝手にベッド占領しないでくれるっすかぁ！！？？」


「あァ〜？ニキ、お前朝からうるせぇなぁ…ニキのモンは俺っちのもんだろ！」


「あ゛ぁ〜！！燐音くんほんっとそういうとこっすよぉ！？」



昨日は遅い時間に燐音くんが家に来て、自分の分に作ってた夜食増やして作ったりとか……本当に最悪っす…

あ、そうだ……昨日の酒の缶潰したりとか、あと普通にゴミ捨てとかしなきゃな…


…そう言えば昨日、2時くらいに換気したとき隣の電気着いてたな……また遅くまで頑張ってるって思ったけど……ちゃんと寝れてるんすかねぇ？

まぁ、変に隣人に認識されてるって思われて気持ち悪がられても嫌だし…



「僕ゴミ捨て行くんで！燐音くんは早く片付けて出ていく準備して下さいっす！」


「わぁったわぁった」



生返事なのはもう知らないけど、今日もES行くんすからとりあえずの準備はしてくれるはず…

ため息をつきながらドアを閉めると、隣からガチャっと音がする

え、まだ7時なのに？いつも、9時とか、ESに行く頃に会うのに？



『はぁ、いい天気…これで寝てれば最高だった』


「…あ、おはよ〜ございます。今日は早いんすね」


『あ、おはようございます…あはは…まぁちょっと…』


「これからゴミ出しっすか？奇遇ですね、僕もなんすよ」


『あ、そうなんですかぁ〜…』



驚いて飛び上がるのは少し可愛かったけど……結構疲れてそうっすね…

確か同い年くらいだから、ちょっと気にしてはいるんすけど…



「今日は学校で何かあるんすか？」


『あー…課題の発表が。…昨日もそればかりやってて…ふわぁ……』


「ちゃんと寝なきゃダメっすよ。お疲れな顔してるっす」


『気をつけてはいるんですけどね…』



うーん、言いたくはないけど…やつれてるよなぁ…

ごみ捨てをしていると彼女のお腹がきゅるると小さく鳴いた。…そう言えば僕もご飯食べなきゃ



『じゃあ私、朝ごはん食べに行くので』


「じゃあこの辺で。発表がんばってくださいっす」



……さて、僕も朝ごはん食べなきゃ



*.゜｡:+*.゜



今日もしごかれた…


こはくくんは燐音くんにキレるし、HIMERUくんものんびりしてるし……

この前大暴れしたせいで割と細々とした活動なのはいいけど…ナイトクラブのあの一件は忘れないっす……


うぅ、お腹すいたし材料買って帰ろ……あれ？



『いらっしゃいませ〜…』


「……柊さん？」

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