【ハイキュー】お姫様？そんなものうちにはいませんが？【青葉城西】 (ページ4)

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Princess 2 ページ4

国見side

今日は入学式か

昨日までの長く寝られた感覚が忘れられない……

布団が恋しい

金「くーにーみー！！まさかお前二度寝するつもりか！？Aどーすんだー！」

国「起きる。迎えに行かなきゃ。絶対迷子になる」

そう、俺達と同じ中学のAは無気力且つ面倒くさがりで、方向音痴だ

最悪のコンボを積んでる

国「よし、行こう。A待たせられない」

金「お前のそのやる気、他に向かねぇのか…？」

国「無理」

今日も大好きなAと一緒に登校して、ようやく青葉城西に着いた

まぁそこそこ歩くけど、そんなに遠くはない

ここにいるんだよな、ウザい人

あ、Aちょっと笑ってる

きっとあの人のこと考えてんだろーな

多分

”来ましたよ。大好きで大嫌いな貴方の為に”

ってね

さすがに3年間も一緒に過ごしてたらAの動かない表情筋から考えてることを読み取るのも慣れるよね

『___ら。__きら。…英。聞いてるか？』

金「大丈夫か？」

考え事してたらこっちに話振られてたのか

あ、もういつものポーカーフェイスに戻ってる

……笑った顔はもっと可愛いのに……もったいない

『クラス表見てみなよ、私と英は同じクラス。ちなみに勇は隣な

これで話さなくてすむー。”国見”と”東雲”だからちょっとは近いか？』

金「くっそー！！2人は同じクラスなのに俺だけ別かよー！！でもっ！昼休みとかは一緒にメシ食うぞ！？」

『昼休み動くのめんどくさいから勇が運んでくれるならいいよ〜』

金「はいはい…………お前は相変わらずだな」

同じ、クラス

その衝撃は大きかった

いつもなら2人で話してる所に俺も入るのに

ただボーッとクラスが書かれた看板を眺めてた

俺、今年の運使い果たしたかな

『…………なぁ、今日の英大丈夫か？寝てねぇんじゃねーのか？』

金「………わかんねぇ。まぁ入学式で寝るだろ

そういえば部活動体験とかいつからなんだろうな」

国「…………起きてる。入学式でも寝るけど

普通の人”は”来週からとかじゃないの」

金「”は”って………まさかとは思うけどよ…………」

『あのクソな先輩が私達を無事に帰してくれると思うか？

どうせ連行されるだろ』

俺達はあのイライラするダブルピースを思い浮かべながら入学式に参加した

そして俺は寝た。